えらんでマヨイちゃん
- 企画:
- 株式会社キュービック
- 文:
- 市川十億右衛門
- 絵:
- とらまる◎
- 出版社:
- 三恵社
絵本紹介
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2023.07.27
「朝ごはんはパンにしようか、ご飯にしようか」
「パンツスタイルとスカート、どちらを着ようか」
「電車に乗っていこうか、車を使おうか」
……私たちは日々、いろいろなことを選択しながら生活しています。苦しい選択もあったことでしょう、悩ましい選択もあったことでしょう、ワクワクするような選択をすることも、もちろんありましたよね。そして「別の道を選んでいたら、今頃どうなっていたんだろう……」そう考えたことも一度や二度ではないはずです。
子どもたちも日々、選択をしながら生きています。でも、子どもたちの選択は「どちらにしようかな〜♪」なんて歌を歌いながら、ニコニコ笑顔でなんだか楽しそう。きっとどちらの道を選んでも、彼らからしたら大正解。「自分で選んで決める」ことがちょっとお兄さんお姉さんになれたようで、誇らしいのでしょう。せっかくならもっともっと選んでほしい。選んだ先で驚くような体験をしてほしい。そんなワクワクのつまった絵本をご紹介します。
主人公はどんなことも迷ってしまう女の子・マヨイちゃんと、マヨイちゃんに何かと選択を迫る愛犬のチョイス。
ある日、マヨイちゃんはお母さんにチョイスの散歩と、買い物を頼まれます。ひとりで出かけることにちょっぴり不安なマヨイちゃん。そんなマヨイちゃんにチョイスがいろんな選択を投げかけます。
まずは穴を掘ってどちらに進むのかのチョイス!
「まよって、まよって、マヨイちゃん!」
皆さんはどちらの道を選びますか?
選んだ先には……
@には「化石」、Aには「温泉」が出現! どちらも選んでもマヨイちゃんは「おもしろ〜い!」「きんもちいい〜〜〜っ!」とニコニコ笑顔。このように、マヨイちゃんはチョイスに誘われて「自分のなりたいもの」「行きたい場所」「食べたいもの」いろんな選択を続けます。
見ていただくと分かるように、この作品はちょっと珍しい縦にページをめくっていくタイプの絵本。おはなしも上から下へと進んでいくため、地下に向かう場面はとても臨場感があります。
また答えのページも上下に分かれていることで、小さい子にも選択した結果がひとめで分かるよう工夫されています。
そして文章にも声に出して読むと楽しい工夫がされています。例えば、語尾が「〜です」「〜ます」ではなく、「がんばるね!」「いそがないで」と語り口調が使われている部分。絵本を読み聞かせることに慣れていない大人の方、声に出して読むのはちょっと恥ずかしいな〜と思っている人も、普段我が子に話しかけるように自然な形で読めるよう考えられています。
また、繰り返し出てくる「まよって、まよって、マヨイちゃん!」や「チョイ〜ッス!!」は、ぜひ子どもと声を合わせて一緒に読みたいところ。一体感が高まって、楽しさも倍増。おはなしの世界により一層入っていけることでしょう。
『えらんでマヨイちゃん』を出版したのは「株式会社 キュービック」。普段はデジタルマーケティングを専門に行っている会社です。最新のデジタル業界で活躍している企業が、どうして紙の絵本を出版することになったのでしょうか?
その背景には、キュービックが未就学児の子どもを持つ親を対象に行った、デジタル機器の利用についてのアンケートにありました。
アンケートによると、「子どもにデジタル機器を渡して自由に遊ばせている保護者」は60%近くいたといいます。その反面、子どもにネット動画を見せることに対して「不安がある」「少し不安がある」と答えた保護者は50%以上いたそうです。一方、「子どもが絵本を読む」という保護者は85%以上、「親と一緒に読む」と回答した保護者も85%近くいました。このアンケートの結果を見たキュービックの担当者は、
デジタルマーケティング会社で働く未就学児の父として、「忙しくてつい子どもにネット動画を見せてしまうけれど、本音を言うとあまり見せたくない」と常に思っていました。また、子どもの成長の早さを肌で感じ、親子の会話が少ないまま幼少期を終えてしまう寂しさも感じていました。こうした原体験から、「親子で一緒に次のページをめくる」ことでお子さんとの会話が多くなる、何度も読み返してコミュニケーションが増えるそんな体験を提供したいと考えました。
と、絵本の出版に乗り出すことを決めました。
絵本制作にあたり、キュービックが大切にしたことは「子どもに関わる多くの人の声を積極的に絵本に反映させること」。0〜6歳の子どもを持つ保護者はもちろん、保育士、絵本の編集者など330人以上を対象にアンケートを実施し、ストーリー描写やイラストの雰囲気を決めていったそうです。
「幼児期はどうしても親が何もかもを決めてしまう」という育児の現状を踏まえ、子どもが自ら考えて選ぶことの楽しさを訴求しました。この先の長い人生は「選択」の連続です。マヨイちゃんとチョイスの物語を通じて、一人でも多くの子どもが失敗を恐れず楽しく「選択」できるようになってほしいです。
マヨイちゃんとチョイスの冒険を通して、小さなことから少しずつ、選択することの大切さを感じてほしいですね。