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2025年11月 新刊&おすすめ絵本

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暖かな陽が降り注ぐ日もあれば、急に北風が吹きこんでくる日もある11月。過ごしやすいようでいても、1日1日と寒く厳しい冬はすぐそこまで来ています。

大人は苦手な人も多い寒さだけれど、意外とへっちゃらなのが子どもというもの。「もっと厚着して!」「その恰好じゃ寒いでしょう!」「なんで今日半袖なの?!」。我が子にそう言葉をかける親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

それなら、まずは絵本をめくって冬を感じてもらうのはいかが? 三浦太郎さんの静かで厳かな冬を堪能できる『ゆき』や、クラシカルな物語から冬が待ち遠しくなる『冬にやってきた春と夏と秋』、寒くなったらやっぱりコタツにミカンでしょうの『はっぱみかん』に凍える夜に恋しくなる『おでんせんとう』などなど。

「早く冬にならないかな…」と思わずにはいられない楽しい冬の絵本を集めました。

三浦太郎さんの描くシンプルでスタイリッシュな雪の描写が息をのむほど美しい『ゆき』

  • ゆき

    ゆき

    作:
    三浦 太郎
    出版社:
    偕成社

    出版社からの内容紹介

    雪がつもった山のなか、動物たちの足跡が見えてきました。
    しずかな白銀の世界に、雪遊びをする子どもたちの歓声が聞こえてきます。
    村のにぎわいを通りすぎると、川をこえたところに一軒の家。
    その家の人は、村の子どもたちに見送られて空へーー。

    雪の森のしんとした空気感と、子どもたちがにぎやかに遊ぶ姿を、白黒の背景にシンプルにえがいた絵本です。

この書籍を作った人

三浦 太郎

三浦 太郎

1968年愛知県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、イラストレーターとして活動。ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、スイス、イタリア、スペインなど海外でも絵本を出版。絵本作品に、『くっついた』『ゴリラのおとうちゃん』(こぐま社)、『ちいさなおうさま』『おおきなおひめさま』(偕成社)、『バスがきました』(童心社)、『おしり』『よしよし』『りんごがコロコロコロリンコ』(講談社)など多数。

27歳で夭折した作家が遺した物語が、85年の時を経て鮮やかによみがえる『冬にやってきた春と夏と秋』

  • 冬にやってきた春と夏と秋

    出版社からの内容紹介

    冬の王さまは、誕生日にとくべつなパーティーを開こうと、
    きょうだいを招くことにしました。
    子どものころからずっと会っていない、
    春の女王、夏の王、秋の女王です。

    太陽も、風も、そんなことをしてはいけない、といいましたが、
    冬の王は耳をかしません。

    とうとうきょうだいたちが、冬の宮殿にやってきました。

    みんなでごちそうを食べたり、ゲームをして、楽しい時をすごします。

    けれども宮殿の外では、たいへんなことがおこっていました。
    夏の太陽がてっているのに、秋の雨がふりしきり、雪が舞い、
    春の花が開こうとします。
    田畑には穂がみのらず、動物たちもいつ冬眠したらいいかわからず、
    おかしなことになってしまいました。

    すべては、4つの季節が同じ場所に集まったせいなのです。
    「このままではいけない」
    きょうだいたちは、みな、じぶんたちの宮殿へ帰っていきました。
    こうして、ふたたび季節はもとにもどったのでした。

    異常気象への警鐘ともいえるこの絵本は、
    85年前に、27歳で亡くなったユダヤ系ドイツ人作家、
    ウルリッヒ・アレクサンダー・ボシュヴィッツが遺した物語がベース。
    ピュリッツァー賞受賞作家ジョナサン・フリードマンが紡ぎなおし、
    英国の人気絵本作家エミリー・サットンと共に美しい絵本にしました。

この書籍を作った人

さくま ゆみこ

さくま ゆみこ

東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。

みかんにはやっぱり「葉っぱ」が大事? 『はっぱみかん』が本当の自分に気づくストーリー。冬はもちろん通年楽しめます

  • はっぱみかん

    出版社からの内容紹介

    葉っぱがついているのが自慢の「はっぱみかん」。ある日、子どもに葉っぱをとられて大ショックを受けます。でも、大事なのは外見ではないと気づいて……。「自分らしさ」とは何かを考える、ユニークな絵本。

この書籍を作った人

風木 一人

風木 一人

1968年生まれ。主な絵本に『はっぱみかん』(絵・山口マオ/佼成出版社)、『ぷしゅ〜』(絵・石井聖岳/岩崎書店)、『かいじゅうじまのなつやすみ』(絵・早川純子/ポプラ社)、『ぼくはあやまらないぞ』(絵・カワシマミワコ/愛育社)、『たまごのカーラ』(絵・あべ弘士/小峰書店)などがある。『ながいながいへびのはなし』(絵・高畠純/小峰書店)はフランスと韓国でも翻訳出版。

この書籍を作った人

山口 マオ

山口 マオ

1958年、千葉県生まれ。イラストレーター、版画家。東京造形大学絵画科卒業。雑誌、広告、グッズ制作、絵本、挿絵など、幅広く活躍。主な絵本に、「わにわに」シリーズ(福音館書店)、『てのひらむかしばなし 十二支のはじまり』(岩波書店)、『かにのしょうばい』『なりました』(ともに、鈴木出版)、『なんでもやのブラリ』(教育画劇)などがある。

冬の定番「おでん」+「銭湯」=『おでんせんとう』。絵本でたっぷりほっこりしたら、今夜はおでんが食べたーい!

  • おでんせんとう

    みどころ

    銭湯にやってきたのは、たまごさん、だいこんくん、こんにゃくさん。

    「いらっしゃいませ」

    声をかけたのはからしさんです。こんな寒い日は、早くあたたまりたいものですよね。こんぶの親子ともちきんちゃくさん、ふたごのはんぺんさん達もやってきました。

    「はー、きもちいいですね〜」
    「はい、しみますね〜」

    みんなとっても幸せそう。するとそこへぷりぷりと怒ったたこくん。足先をちょっとつけると「ゆが ぬるいぞ!」とやっぱりぷりぷり。からしさんが薪をどんどんくべると、お湯はぐつぐぐつ煮たってきて……大変なことに!?

    『おかずたちのおでかけ』に続くさとうめぐみさんの新作。今度の主人公はおでんさんたちです。愛情たっぷりに描かれた彼らは、個性的でとっても美味しそう(!)。見ているだけでそれぞれのキャラクターまで伝わってくるようです。

    途中でハラハラする展開がやってきたと思ったら、すぐに一転。みんながみんな、ぽかぽかと心まであたたまるお話になっていくのが、このシリーズの大きな魅力です。さとうめぐみさんが魅せる食べ物たちの世界、もっともっと味わいたくなってしまいますね。

この書籍を作った人

さとう めぐみ

さとう めぐみ

東京都生まれ。東京藝術大学大学院修了。動物をモチーフに、日本画表現による発表と絵本創作を続けている。絵本作品に『レモンちゃん』などの「おいしいもり」シリーズ・『さかなかにゃ?』(PHP研究所)、「まじょ」シリーズ・『あひるのあーちゃんあいうえお』(ハッピーオウル社)、『ごきげんぶーた』・「くものこくー」シリーズ・『ケーキちゃん』などの「スイーツ」シリーズ・『パンのようちえんえんそくにいく』『てっかくん』(教育画劇)、『おべんとう』『どうぶつパンやさん』(ひかりのくに)、『ゴチソウドロどこにいる?』(すとうあさえ 作/くもん出版)、『ピンポーン!つぎとまります』(五味ヒロミ 文/交通新聞社)、『やさいのプールびらき』(苅田澄子 文/講談社)他。『まじょのほうき』で第4回ようちえん絵本大賞、『おべんとう』で第9回MOE絵本屋さん大賞 2016 パパママ賞を受賞。

紹介動画公開中

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