うちのねこ ゴロゴロキャプテン
- 訳:
- 林 木林
- 出版社:
- 瑞雲舎
絵本紹介
2025.12.17
本格的な冬がやってきました。外に出るときには、マフラーに手袋、ニット帽でぬくぬく。家についたら一目散にこたつに入ってぽっかぽか、あったかいココアでほっと一息。お楽しみの絵本タイムもあったかくなる一冊がいいなあ。ひと目見ただけでほくほくするような……!
あぁ、癒される!かわいい表紙の絵本、珠玉のラインナップをお届けします。
真正面からじっとこちらを見つめるハチワレ猫。このちょっと太々しいくらいのまなざしが、猫LOVERにはたまらない『うちのねこ ゴロゴロキャプテン』。 アメリカの高級住宅街に暮らすチワワのドレスアップした姿がキュートな一冊は、シャネルやディオールと仕事をしてきたファッションイラストレーター、ミーガン・ヘスが描いています。
冬の寒い朝、窓の外を見たら降っているのは雪……じゃなくて、うさぎ!想像力がふくらむ不思議な世界、うっとりする愛らしいイラストから目が離せない『うさぎのふるひ』。
眺めてるだけで癒され、おはなしの世界を旅してまたほっこりして。読み終わると心が満たされる絵本はいかがですか。
この書籍を作った人
山口県生まれ。詩人、絵本作家。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を創作。言葉遊びの達人でもある。詩のボクシング全国チャンピオン。サンリオ詩とメルヘン特別賞などを受賞。絵本『ひだまり』(光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞、『みどりのほし』(童心社)で児童ペン賞絵本賞を受賞。詩集、絵本、翻訳、作詞など作品多数。
この書籍を作った人
1928年東京生まれ。『あり子の記』(理論社刊)で日本児童文学者協会賞受賞。「げんこつ山のたぬきさん(ゴールデンディスク賞受賞)」等の童謡詩人でもある。主な絵本作品に、『どうぞのいす』『ごろりんごろんころろろろ』『ヒッコリーのきのみ』(ひさかたチャイルド刊)、『こんたくんのえーとえーと』(金の星社刊)、『おつきさまのとおるみち』(教育画劇)他多数。
この書籍を作った人
北海道小樽市生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。主な作品に、「ぷくちゃんえほん」シリーズ、『いちにのさんぽ』、『あめぽったん』(すべて、アリス館)、「やさいむら」シリーズ、『ぞろりぞろりとやさいがね』(ともに偕成社)、「かばくん・くらしのえほん」シリーズ(あかね書房)などがある。日本児童出版美術家連盟会員。
出版社からの内容紹介
夜空をみあげながら、ムーミン一家は、ムーミン谷にすい星がきた日のことを思い出していました。
ムーミントロールとスニフは、すい星のことを調べに天文台にむかいました。
途中で、スナフキンと知り合い、フローレンを助けてあげたりもしました。
干上がった海を、竹馬で進みもしました。
でも、そんなことができたのは、
ムーミンママがムーミンやしきで待っていてくれるとわかっていたからです。
ムーミントロールだけではありません。ムーミン谷にすむ、たくさんのいきものたちがにげだすときに
ムーミンママは、ひとりひとりに毛布やビスケットをあげていたのです。
そう、ムーミンママは、いつだって、みんながどうしたらいいのかを、よくわかっているのです。
そしてすい星は、さいわいにも、ムーミン谷にぶつからずに、とびさっていきました…。
童話『ムーミン谷の彗星』刊行80周年!
この書籍を作った人
1914年フィンランドの首都ヘルシンキで生まれる。スウェーデン系フェンランド人。彫刻家の父と画家の母を持つ、生まれながらの芸術家。家にはアトリエがあり、常に生活の中にアートが。そんな環境から自然と芸術家への道を歩み、はやくから挿絵画家、風刺画家、短編作家としても活躍する。 20歳の時、水彩画「黒いムーミントロール」を描き、その後ムーミンシリーズ第1作『小さなトロールと大きな洪水』を発表。以後 1945年から25年間にわたって書きつづけた「ムーミン」シリーズは世界各国で多くの読者を生み、国際アンデルセン大賞ほかかずかずの賞を受賞。その後執筆された小説も高い評価を得ている。 2001年6月27日に86歳でご逝去。ムーミンコミックスで共著もしていた弟ラルスさんも後を追うように1年も経たない内にご逝去されました。
この書籍を作った人
翻訳家。主な訳書に「ムーミンのおはなしえほん」シリーズ、『かようびのよる』(以上、徳間書店)など。
出版社からの内容紹介
感情ゆたかで、おとなしくしているのが苦手なチワワの女の子、ハリウッドスターになる!
アメリカの高級住宅街、ハリウッドヒルズにくらすキャビアは、キュートなチワワの女の子。毎日、飼い主のレディとドレスアップしておでかけを楽しんでいますが、一つだけ悩みがありました。それは、おとなしくしているのが苦手なこと。あふれ出す気持ちをおさえられず、すぐに吠えたりさわいだりして、大失敗してしまうのです。
ある日、ついにレディから「最後のチャンス」と言われてしまったキャビア。やってきたエステで、今度こそいいところをみせようと頑張りますが…
レディご自慢のチワワになるには、どうしたらいいの?
シャネルやディオールと仕事をしてきたファッションイラストレーター、ミーガン・ヘスによる、大人気絵本クラリスシリーズのキャラクターをクローズアップしたスピンオフ第3弾! 今回は「ちょっとさわがしすぎる」チワワが映画スターになるまでを描きます。時には失敗のように感じることがあったって大丈夫、たいせつなのはありのままの自分でいること、という著者のメッセージが心に響きます。
■巻末の「ミーガン・ヘス コレクション」は日本語版のみのスペシャル特典! これまでシリーズのあとがきでミーガンさんが披露してきたゴージャスなドレスが、すべて登場します。
みどころ
“算数”は幼児期には、まずは“遊び”として楽しむことが大切
監修の大迫ちあきさんからのメッセージです。
この絵本では、物語を読み進めることで算数に触れることができます。
登場するのは、NNNMのねこたち。
NNNMとは、ネコネコネットワークメンバーの略です。
さて、物語は5匹のねこたちが、宝の地図を囲って相談しているところから始まります。
宝の地図にはナゾの暗号のような言葉が書かれています。
そこへ地図の持ち主の猫が現れて「5+1=6」で、6匹になりました。
さらにもう1匹、またさらに1匹と増え続け、とうとう10匹のねこたちがそろいました。
こうして集まったみんなは、早速お宝探しに出発!
しかし早々に1匹が食虫植物に食べられてしまいます!
(食虫植物は食猫植物ではないので、きっと大丈夫でしょう)
むねんー!
そんな言葉を残し、その後も次々とリタイアしていくねこたち。
9−1=8、8−1=7……。
どんどん減っていってしまいます。
果たして、この冒険どうなっちゃうんでしょうか?
ねこたちの数が増えたり減ったりするたびに、「2−1=1」といった具合に計算式も書かれていて、小学校はまだまだ先という小さいお子さんにも、ねこたちの冒険を楽しみながら自然と数字に興味を持ってもらえそうです。
「何匹になったかな?」「どっちが大きいかな?」など、お子さんに声をかけながら読み聞かせをしてみてくださいね。
この書籍を作った人
長野県生まれ。女子美術短期大学卒。広告会社にてグラフィックデザイナー・アートディレクターを経て日常で使えるモノづくりと創作活動を展開。気がついたら人生の大半を猫とともに暮らす。最近は猫そのものだけでなく字面すら可愛いと思う始末。著書に『ももちゃんと じゃまじゃまねこと クリスマス』『たすひくねこ』『たすひくねことひよこ団』(マイクロマガジン社)など。座右の銘『No cat, No life.』
この書籍を作った人
大阪府生まれ。上智大学卒。(公財)日本数学検定協会認定数学コーチャー&幼児さんすうエグゼクティブインストラクター。大手個別指導塾にて中学受験算数指導を経て、3歳〜小学生対象の幼児さんすうスクールSPICA®を開校。現在は指導者育成にも力を入れている。主な著書に『算数ができる子の親がしていること』(PHP文庫)『小1から小3で算数ぎらいにならない本』(内外出版社)、監修作品に『おりがみ百科. 3・4・5才/5・6・7才』(世界文化社)『さんすうができる子になる遊びワーク : 幼児期のさんすう体験×親子で楽しい!』(朝日新聞出版)『たすひくねこ』『たすひくねことひよこ団』(マイクロマガジン社)など。
この書籍を作った人
多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業。その後、イギリスに留学しイラストを、あとさき塾で絵本を学ぶ。絵本作家、イラストレーターとして活動。著書に「ようかいのもり」シリーズ(大日本図書)などがある。ニベアクリーム2021年限定デザイン品のイラストと絵本を担当した。
文/竹原雅子
編集/木村春子