飼い主の顔をしっかり見て、しっぽを振るイヌや、何にもない空間をじーっと見つめるネコ…。身近にいる動物たちを見ていると、彼らがどんな世界を見ているのか、気になる方もいるのではないでしょうか? 『仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界』は、今まで謎に包まれていた、動物たちの視野や視力、色の見え方について、ビジュアルで分かりやすく紹介しているフランス発の「絵本図鑑」です。今回は『動物の見ている世界』の編集を担当した創元社の内貴麻美さん、山口泰生さんにおはなしを伺いました。海外の絵本を翻訳する苦労や面白さ、『動物の見ている世界』の出版に至った経緯など、普段あまり知られていない、翻訳出版の編集の裏側のおはなしをお楽しみください。
猫はとてもひどい近眼。牛と馬は真正面がよく見えない。鳥は人間よりもずっとよく見えていて、ヘビは動きを敏感に察知する目を持っている。最新の研究成果に基づき、動物や昆虫の目に世界はどのようにうつっているのかを同じ光景を描き分けることで表現した、世界ではじめての視覚絵本。動物の目をめくると、そこに見えている世界が広がる、驚きが一杯の仕掛。親子で楽しめ、科学の面白さを自然に体感できる、画期的な大判絵本です。






しかけの面白さだけではありません! しかけの裏には動物たちの見ている世界について、科学的根拠に基づく詳しい解説が載っています。この絵本は、科学絵本でもあるのです!

このポイントをつかめば、動物の視覚についてより詳しくなることはもちろん、絵本に載っていない生き物たちが見ている世界についてもどんどん知りたくなっていきますね!