
意外と知らない!?ハロウィンのお話 <おすすめハロウィン絵本10選>

「トリック オア トリート!」
さまざまなモンスターに仮装した可愛い子どもたちが家のまわりを歩き回る姿は、日本でもすっかりお馴染みになってきましたね。今年はどんな仮装をするか、準備する期間も楽しいものです♪
こんな風に年々盛り上がりを見せるハロウィンですが、そもそもどうして仮装するのでしょう? かぼちゃのランタンにはどんな意味があるの?「ハロウィンって、なに?」子どもにそう聞かれて、ちゃんと答えられるでしょうか。
そこで、ハロウィンの風習がよくわかる、お祭りの楽しさが伝わってくる「ハロウィン絵本」をご紹介します。パーティーの飾りつけや仮装のヒントももらえるかもしれませんね。
ハロウィンの由来から楽しみ方まで、絵とお話で丁寧に紹介してくれるこの3冊は、発売以来ずっと人気作品です。
「ハロウィーンって なぁに?」
作:クリステル・デモワノー
訳:中島 さおり
出版社:主婦の友社
日本ではじめてのハロウィーン絵本。
ちびっこ魔女のビビといっしょに、ハロウィーンのすべてを楽しみましょう。
「ハロウィーンってなぁに?」という知りたがりやの子どもたちと、
ハロウィーンを楽しみたい大人のための、
かわいくて、楽しくて、わかりやすい1冊です。
物語を読みすすむうちに、ハロウィーンの由来がわかり、
かぼちゃのランタンやかぼちゃのタルト、
かぼちゃのリバンベルの作り方までわかります。
さらに、おばけや吸血鬼、ガイコツやいじわる魔法使いなどに
変身できちゃう、こわ〜い仮装のしかたもバッチリ。
準備ができたらでかけましょう。
「おかし くれなきゃ いたずら するぞ!」
ハロウィーンの始まりです!
「ハロウィンドキドキおばけの日!」
作:ますだ ゆうこ
絵:たちもと みちこ
出版社:文溪堂
10月31日は、ハロウィン・パーティ。ともだちはみんな、たのしみにしているけれど、こわがりのレイは、ゆううつ・・・。そんなレイのところに、こわがりおばけのシェイクがまよいこんで、さあ、たいへん?!
かんたんおばけや、たのしいパーティー料理のつくりかたなど、ハロウィンが、もっと楽しくなる豆知識付き。ハロウィン絵本の決定版です!
「ゆめちゃんのハロウィーン」
作・絵:高林 麻里
出版社:講談社
もうすぐハロウィーン。ニューヨークで暮らし始めたゆめちゃんは、今年初めてハロウィーンのおまつりをすることになりました。街はハロウィーンの飾りつけで、とってもにぎやかです。いよいよ10月31日、ハロウィーンの夜、ゆめちゃんは魔女の仮装をして、「トリック オア トリート!(お菓子くれなきゃ、いたずらしちゃうぞ!)」と言いながら、街をまわります!
■ ハロウィンの雰囲気をたっぷり味わえる物語4冊!
ハロウィンのキーワードには欠かせない魔女やかぼちゃ、そしてモンスターたちが登場するお話は、パーティー当日に向けて、どんどん雰囲気をもりあげてくれますよ!
「モリくんのハロウィンカー」
作:かんべ あやこ
出版社:くもん出版
もうすぐハロウィン。モリくんは森のお友だちにパーティの招待状を出しました。招待されたかえるくん、きつねさん、ねずみのきょうだいたちはみんなそれぞれ、工夫をこらした仮装をして大集合。
そして、この日のためにモリくんがつくったハロウィンカーは、なんとカボチャのランタンの車! ハロウィンにぴったりで、夜道も明るく照らしてくれる特別な車に、みんなは仲よく乗りこみます。
「トリック・オア・トリート! おかしをくれなきゃいたずらするぞ」といいながら森の中のおうちをまわり、おかしをたくさん積みこんだモリくんたち。でも、ハロウィンカーをはなれたねずみのきょうだいたちは、まっくらな森の中で、とってもこわいものに出会ってしまいます。ねずみくんたちは、いったいどうなってしまうのでしょう!?
「おおきなかぼちゃ」
作:エリカ・シルバーマン
絵:S.D. シンドラー
訳:おびかゆうこ
出版社:主婦の友社
魔女のかぼちゃは、とてつもなく大きく育ちました。今夜はハロウィン。パンプキンパイをこっそり食べたい魔女ですが、かぼちゃはびくとも動きません。ゴーストにも、吸血鬼にも、ミイラ男にも、かぼちゃを動かすことができません。最後に現れた一匹のちいさなこうもり。こんな小さなヤツが役にたつものかと笑われても、賢いこうもりにはよい考えがありました。…日本でも有名なロシア民話『おおきなかぶ』を彷彿とさせる、エリカ・シルバーマンのリズミカルなテキスト。おどろおどろしく怖いものたちを、あたたかくユーモラスに描いたシンドラーの魅力的なイラスト世界。幸せな読後感で、ハロウィンの季節に繰り返し読みたい絵本です。
「ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」」
詩:ウォルター・デ・ラ・メア
絵:カロリーナ・ラベイ
訳:海後 礼子
出版社:岩崎書店
「幼な心の詩人」とも評される、英国を代表する詩人・幻想文学作家のウォルター・デ・ラ・メア。
その詩「夜に飛ぶものたち(The Ride by Nights)」の美しい絵本です。
幻想的な原詩の世界と、絵の中でのお茶目な魔女たちと子どもたちのハロウィーンの行事がお互いに響きあう、味わい深い作品。
絵は、期待の新人画家キャロライナ・ラベイによる美しい絵。夜空には、星がいっぱい……そして、魔女もいっぱい!?美しい詩と絵で贈る、ハロウィーン絵本です。
■ 小さな子どもたちだって、ハロウィンを楽しみたい!可愛いお話3冊
しかけになっていたり、大好きなキャラクターが登場したり、可愛いハロウィン絵本たちが小さな子どもたちを楽しませてくれます。一緒にハロウィンを体験できるのが嬉しいですよね。
「ハッピー ハロウィン!」
作:新井 洋行
出版社:講談社
ハロウィンの夜にドアをノックするお客さんは誰かな?
ページをめくるたびに、まるで本当にドアを開けてお客さんを迎えるような気持ちになる、アイディアいっぱいの楽しい絵本です。
とんとんとん。
ノックの音がします。
さあ、ドアを開けてみて。
ドアのページをめくると、そこにはニコニコ笑ったおばけが立っています。
そこへまたノックの音が。
とんとんとん。
さあ、今度は誰かな?
おばけにオオカミ男にドラキュラに……ハロウィンの夜にぴったりの奇妙なお客さんたちが、ぞくぞくおうちを訪ねてきます。さあ、次はいったい誰がやってくるのかな? と、楽しみも期待もふくらみます。最後のお客さんはなんと、本を読んでいるみんなが仮装できる、素敵なおみやげを持ってきてくれますよ。
「スージー・ズー もうすぐハロウィーン」
作・絵:スージー・スパッフォード
訳・文:三原 泉
出版社:BL出版
ハロウィーンが近づいています。ララはハロウィーンにつかうかぼちゃを探しているのですが、どれも虫に食われています。一方ウィッツィーたちは仮装のアイディアを考えていましたが、そこへ風が吹いてきて……ウィッツィーたちは何に変身したのかな? ララのかぼちゃも素敵な結果に! これでハロウィーンの準備ができました! 人気のスージー・ズーのボードブック版です。
数年前にはまだまだ少なかったハロウィン絵本ですが、日本での普及とともに新しい作品も次々に登場しています。昔ながらの雰囲気と、日本ならではの新しいハロウィンのお話、どちらもとっても魅力的。色々なタイプの絵本を織り交ぜながら今年のハロウィンの準備を進めてみてはいかがでしょうか?