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「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」ではじまる「方丈記」の冒頭が絵本になりました。 無常観をうたった名文と、河の流れやうつろいゆく情景が美しい、心が落ち着く絵本です。
子供にはまだ言葉は難しいのですが、絵を見ていると言葉の意味がわかってくるようです。どの場面にも「水が流れているね」と話しながら読んでいきました。子どもは昔の人の暮らしぶりをおもしろそうに見ていました。
子供はまだ「無常観」を理解できません。でもお坊さんといつも一緒にいた犬が死んで埋められた場面を、さみしいと感じているようでした。
難しい古文でも、このような絵本で描かれていると子供のうちから読めるのでいいです (どくだみ茶さん 30代・ママ 女の子6歳)
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