ひな人形たちは、守り子のかりんにだけ、自分たちの本当の姿を見せてくれました。小さなおひなさまたちが活躍する楽しいファンタジー。
小学生のかりんちゃんと、ひいおばあちゃんから譲られてかりんちゃんの元にやってきたひな人形たちとのファンタジー。楽しくて温かくて、大人が読んでもきゅんとなるお話しでした。
小学校中学年向きとあり文章量も多かったので、小学校1年生の娘にはちょっと難しいかな?とも思いながらも、ちょうど桃の節句だったので手渡したところ、夢中になって読んでいました。漢字にはすべてひらがながふってありましたし、短く章が分かれていたので、すこしずつ読み進められたようです。
ひな祭りの由来や風習、ことわざなども登場するので、おひなさまのことをより身近に感じることが出来ると思います。娘は「右大臣が若くて、左大臣が年寄りなんだよ」と妹にうれしそうに教えていました。
この本を読むと、ますます自分のひな人形が愛おしく感じるようになると思います。小学生の女の子に、そして昔女の子だった人たちに、是非読んでもらいたいです。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳、男の子2歳)
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