え、え? これ、だれのこと? 私?
・・・と読んでて言いたくなっちゃいます(笑)。
外ではきれいにしてるけど、うちにいるときは、ぼさぼさ頭の博士みたい。
ぼくとおにいちゃんがけんかをすると、両脇で首をかかえて、プロレスラーにへんしん(プロレスラーって?と5歳になったばかりの娘)。
おねえちゃんが花びんを落っことしそうになったら、イチロー選手にへんしん(イチローせんしゅって?と娘)。
となりのねこがいなくなったら、探偵(たんていって?と娘)。
こんな感じで4、5歳の子ども(とくに女の子)にはわからない単語も並ぶのですが、なんとなく面白がって読んでいます。
そんなおかあさんが、風邪をひいてしまいました。
顔は真っ赤、熱も高そう。
かぞくは心配でしょんぼりした雰囲気です。
「みんなで、おかあさんのぐあいがよくなるように、ほしに、おいのりしました」
(・・・母が風邪ひいたとき、これくらい心配してくれたらなあ・・・とちょっとうらやましい読み手です)
さて、つぎのつぎのひ、ぐあいがよくなったおかあさん。
みんなとってもうれしそう。
おかあさんはきょうもげんき。
そうそう、おかあさんはげんきでいなくちゃねっ。
読み手の母もちょっと励まされました。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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