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9件見つかりました
正直に白状してしまえば、「好み」によって「評価」が大きく分かれてしまうものだと思います。 トレーシングペーパーを使い、霧の中を表現した作者の意図は成功しています。重なりあうトレーシングペーパーは深い霧を思わせ、ページをめくるたびに、サーカスへ近づいていっていることがわかります。 サーカスでは一転して、色紙を使い、サーカスの色彩溢れる楽しさが伝わってくるとともに、切り抜かれた大小の円や半円がサーカス芸に動きをつけくわえています。 この本を訳した谷川俊太郎が、あとがきでムナーリの次のような言葉を引用している。「芸術作品を理解するときの最大の障害は、わかりたいという<欲求>である」。 「わかろうわかろう」すればするほど、この本は自分から離れていくように思います。あたまがガチガチで使い古された価値観に支配された大人よりも、何の先入観ももたない子どもたちの方が、この本の本当の良さが伝わるのではないかと思います。まったく、悔しいことです。
投稿日:2010/02/24
この絵本は霧の中のもりを表現して、絵本の紙が透けている感じの物でした。なので、本当に霧の中にいる感じがして臨場感があってよかったです。他のページにも仕掛けがたくさんあって子供は何度もめくって楽しんでいました。
投稿日:2015/09/04
なんだろう、これは。 じわじわくる不思議な仕掛け絵本です。 サーカス部分は穴などが空いているカラー紙ですが その前後を半透明な紙のページたちが挟んでいます。 めくるとこうなるか・・・という構成になっています。 娘は意味がわからない、サーカスに見えないと放り出し。 感覚的にみる絵本で大人向けだなぁと思いました。 見たことのないつくりの絵本で、 不思議な絵本体験だと思います。 デザインに魅せられます。 ぜひ機会があれば手にしてほしいです。
投稿日:2015/05/15
半透明の絵から始まって、次々と展開され仕掛け絵に包み込まれてしまいました。 ムナーリのデザイナー感覚なのでしょうか? 半透明の隠し絵は霧の中の風景のようでありながら、驚きがいっパイです。 たどり着いたサーカス小屋では絵のサーカスが始まります。 サーカスの後は自然に帰っていく不思議感。 体験してみないとわからない世界ですね。
投稿日:2014/12/04
最初の方と最後の方は フィルムのような紙に絵が描かれています。 そのページ数が意外と多くて驚きました。 この絵本は穴があいていたり いろんな色の紙でできていて しかけっぽくなっていました。 とってもよくできた絵本で、 贈り物にいいなと思いました。
投稿日:2024/04/14
アートとしての評価が高いムナーリの作品という事で 手に取りました。 トレーシングペーパーで霧の世界観を表現した作品です。 そして中盤は、穴あきしかけで、一転カラフルなサーカスの様子が出現します。 そしてまた帰途、霧の世界へ。 それだけに双方の世界観が際立つように感じます。 文章は谷川俊太郎さんが手がけていますが、 そもそも難解のようで、???も満載です。 それだけに、読者とのコラボのような印象です。 小学生くらいから、直感でアートを感じてほしいです。
投稿日:2019/07/01
たまにはアートに触れたいと思い、5歳の長男と一緒に見ました。 まだ「霧」を体験したことのない息子は、「きりって何?」と言いながら、トレーシングペーパーで表現された霧を見ていました。いつか本当に深い霧を体験したら、この本のことを思い出すのでしょうか。 一方のサーカスの場面は、つけられた言葉を一生懸命理解しようとしていて、絵を感じることができなかったようでした。 好みというか、向き不向きもあるのかもしれません。息子は言葉で感じる人のようです・・・。
投稿日:2013/06/14
うすぼんやりと霧のたちこめる道路を通り抜けると、そこには、あかやきいろ、ブルーにむらさきの賑々しいサーカスの一団が! 二歳の息子は、サーカスのトランペット吹きの鳴らす、ぽぽっぴっぽぽっぴぽぽぽぽーっぷという語感がたいそうお気に入りで、ぽっぷぽっぷと言いながら、いつもこの本を持ってきます。 ムナーリの描く絵は、対象物をわかりやすくとらえているので、小さい子でも気に入るようです。 ただ、理解しがたい文章表現があるので、読み聞かせには不向きかなあと思います。 子供と一緒に絵を見ながら想像を膨らませる、空間が広がる絵本です。
投稿日:2010/12/12
サーカスの絵本を集めたセレクションを作っていることと、訳が谷川俊太郎さん、新刊本ということで読んでみました。 めくってみると、最初の方がトレッシングペーパーのような透ける紙なので驚きました。 透けているので、確かに霧の中からうっすらと見えているような気になりました。 しかけ絵本とは知らずに読んだので、トレッシングペーパーだけの工夫でなく、所と子どころのしかけにびっくりしました。 次は何かな?次は何がある?という期待感が持てる本だと思います。 ただ、トレッシングペーパーの部分やしかけのところは破れやすいように思うので、あまり低年齢のお子さんにはお勧めはできませんが、楽しい本だと思います。
投稿日:2009/12/05
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