美しい絵本です。森の緑色がとてもきれい。
大事なもの、大切なもの、生きる意味、生きる喜び・・。そういうものは、とてもシンプル。遠くに探しに行かなくてもそこにある。まずは気づくこと。そして感じること。そんなことを「森の絵本」から教わった気がします。
でも、そのシンプルなものと共にいることを脅かすものの存在を感じてしまうこともまた事実。
美しい緑の森、水の輝き、花々の色、子どもたちの明るい笑い声、クッキーの素敵なにおい、繰り返し読んで貰った本の思い出、希望、夢、人のあたたかさ、豊かな沈黙、豊かな時間、繰り返す一日、繰り返す季節・・・。
そういうものが、守られる世の中でありますように。大事なものをみんなで大切にする世の中でありますように。