「おっきょちゃんとかっぱ」 みんなの声

おっきょちゃんが、かっぱのガータロに誘われて、水のせかいで
しばらく暮らす、不思議なお話し。

川遊びやお祭り、すいかなど、夏の季節にぴったりな物が
たくさん出てきて、夏の季節をたっぷり楽しめる絵本になってます。
ちょっぴり、浦島太郎のお話に似てるな〜って感じるのですが
お話しもうまくまとまっていて、何よりも私の大好きなスイカが登場するので
おいしそ〜♪って何度もそのページに戻ってしまいます（＃＾.＾＃）

子どもたちは、おっきょちゃん、ちゃんと元のせかいに戻れるのかな？
って最後まで気にしてハラハラしぱなっしだったようです。

挿絵も水の中の世界をきれいに映し出していて
毎年、夏絵本の定番に加えたくなるお話しになっています

不思議な読後感でした。
河童の出てくるお話は結構あるけれど、
物語り同様、とても深みのある河童たちがでてきます。
私は、女の子が本当は水の事故で亡くなっていて、
その後母親が別の子を出産し、その子は女の子だったというような話が
めぐりめぐってこんな民話になったかの様な印象を覚えました。
降矢ななさんの絵は、ちょっと深い物語をつむぐとき
とても効果的ですね。

初めて読んだ日に、何度も子供にリクエストされて読みました。
パンツ１枚の女の子がかっぱとなにやら話している様子の表紙を見ただけで、何かひきつけられるものがあります。
おっきょちゃんという女の子がかっぱの世界へ行き、すべてを忘れて楽しく過ごしていたのですが、ある日自分の本当の家族のことを思い出し元の世界に帰りたいと泣きます。

このあたりから、「果たしてどうやって帰れるのか。」と緊張感が漂い、元の世界への戻り方もなかなか面白く、ちょっとももたろうを思い出しました。
帰った世界はほとんど時間が経っていなかったようで、「うらしまたろう」のような理不尽な終わり方をせず私はほっとしました。

おっきょちゃんは優しいガータロやその家族のことはすっかり忘れてしまっているみたいですが、また何かをきっかけに思い出して欲しいなあと切に願います。

作り話なのにリアリティがあって面白くて、何より子供が喜ぶお勧めの本だと思います。

「めっきらもっきら　どおんどん」が大好きな次男が、
表紙を見ただけで飛びついた絵本です。

冷静に考えると、ちょっぴり怖いお話なんですが、
ちゃんとお母さんの下へ帰ってこられるからか、
リクエストの多い一冊です。
特に、夏には雰囲気も合ってるんじゃないでしょうか。

私も、ちょっと怪しげで、でも美しい絵が大好きで、
何度も読むうちにすっかりとりこになってしまいました。

めっきらもっきらどおんどんが男の子の不思議で楽しい出来事だとすると、このお話は女の子版のお話といったイメージです。
お祭に、川原に、泳ぎに、スイカ…
夏のイメージに結びつく物ばかりが出てきて、ちょうど今からの季節に読むのにぴったりな絵本ですね。

絵とお話が凄くマッチしていて、何とも懐かしい気持ちにさせてくれるお話です。娘のいない時に一人で読み始めて、お話に思わず引き込まれてしまいました。おっきょちゃんの素直さと可愛さ、かっぱの家族の優しさ、水の中の楽しさ、色んな要素が詰まっていて、何度も読みたいお話です。

かっぱのお祭りで売っている、さかなのかたちの水笛とか、水の世界のおもちを食べたら人間界のことを忘れてしまったとか、思い出したきっかけは、自分が赤ちゃんのときに着ていた服の布でつくった人形だった、とか…。
人間世界へ戻るのに、スイカが大活躍する（！？）とか。

記憶を形づくるのに登場するモノたちが、印象的でした。

おっきょちゃんがどうやって、人間世界へ戻ったか、って。
ぜひ読んでみてくださーい！

　かっぱのガータロに誘われて、川の中の河童の夏祭りに「きゅうり」をお土産にさげて、遊びに来たおっきょちゃん。大人のかっぱに見つかって、きもをたられそうになるが「きゅうり」のおかげで命拾いするなど、けっこうスリルがあっておもしろい絵本です。こういう、妖怪・おばけものに弱いうちの兄弟は、この絵本のとりこになったのは、言うまでもありません。

　今度、川に遊びに行ったらきっと子どもたちはガータロを捜すだろうと思います。

「めっきらもっきらどーんどん」が大好きな娘と私。この不思議でありえないお話なんだけどもしかしたらこんなことあるかもって思える内容がすきです。今回は河童の世界に人間の女の子が入っていくのですが、その河童の世界に自分が体験できたようなドキドキハラハラ感を味わえて楽しいですよ。

本格的に暑くなってくると読みたくなる１冊です。
カッパのガータロに誘われて、カッパの世界へ行ったおっきょちゃん。
水にゆらめく幻想的な世界がとても素敵です。
カッパの子になり楽しく暮らしますが、ある時おかあさんを思い出し・・・・。
カッパの国という未知なるものへのハラハラドキドキ。
自分も一緒に遊びたくなるようなワクワクする楽しさ。
でもやっぱりお母さんのもとが一番という安心感。
子供たちが求めているすべてのものを盛り込んである
究極の物語のような気がします。
きゅうり、すいか、川の流れ、水の中、そしてカッパ。
夏の暑さをやわらげてくれますよ〜。
息子は降矢さん＆長谷川さんの「めっきら〜」よりこちらのほうが断然お気に入りです。