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おにたのぼうし」 みんなの声

おにたのぼうし 作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1969年7月
ISBN:9784591005293
評価スコア 4.7
評価ランキング 1,750
みんなの声 総数 56
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56件見つかりました

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  •  いわさきせんせいの絵にふれると幼い頃に戻れます。
     いつも先生の挿絵の入った絵本を読んでもらっていましたから。
     
     節分も近いので、図書館から借りてきました。
     おんなのこの母親を心配させないようにとの気遣い、
     おにたがおんなのこへ渡した節分のごちそう。
     どちらも、“温かいおもいやり”から出た偽りの言葉やおこない。
     鬼は心の中で生まれるもの。
     おにたの心の中には鬼はいませんでした。
     最後のページは、はっとさせられました。
     おにたが豆になってしまったのか?と。

     あまん先生の作品は、私の心に優しい響きの鈴を鳴らしてくれます。
     『まほうのマフラー』・『きつねのかみさま』など忘れられない作品ばかり。
     “思いやり”や“優しさ”がお話の中にそっと入っていて、その美しさ尊さを思い出させてくれます。。
     読後、こういうお話に胸がじ〜んとさせられ、出会えた幸運に感謝しています。

    投稿日:2010/01/12

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    2
  • 切なくて美しい

    • ともっちーさん
    • 40代
    • ママ
    • 佐賀県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    姿は鬼だけど、本当は心優しいおにた。

    お腹をすかせた女の子のために、雪まみれになってごちそうを用意するおにたの優しさに心が和みました。

    しかし、女の子の「鬼が来ればお母さんの病気が悪くなる」の言葉に打ちひしがれ、姿を消してしまうおにた。

    おにたは豆に姿を変えて、完全に消えてしまったのでしょうか。
    ぱらぱらと静かな音でまかれる豆が、おにたの涙のような気がしました。

    お話だけでも心を打つものですが、いわさきちひろさんの絵の美しさがこの作品の切なさと美しさを倍増させていると感じます。

    投稿日:2015/10/07

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    1
  • せつなく心に染み入るお話です

    • みっしさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子8歳

    小学校で読み聞かせボランティアをしています。

    たまたまこの絵本ナビで目にし、図書館で借りてきたのですが
    遠いむかし、子どもの頃に読んだ記憶がふとよみがえりました。

    心の優しい鬼と少女のなんともせつない心に染み入るお話で
    当時も幼な心にインパクトを感じたものでした。
    そんな懐かしさと同時に、大人になってからあらためて感じる
    ノスタルジックな空気感が加わり思わずうるっときました。

    読み聞かせでも、2年生のクラスで読んだのですが
    みんなとても真剣に聞き入ってくれました。
    ぜひ節分の頃に読んであげて下さい。

    投稿日:2010/03/07

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    1
  • 帽子はおにたの寂しさの象徴

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    「全然おにたの『ぼうし』は関係ないんじゃあ?」
    小2の息子は、読み終わって言いました。
    確かにねぇ、『ぼうし』が活躍するようなお話ではないのだけれど、まだ読み取る事ができなかったんだなぁ、と、残念ですが仕方ないかな・・。

    しかし、このおにたのかぶっている季節はずれの麦わら帽子が、このお話の重要な部分を担っています。

    一見、このタイトルからは「おにたのお気に入りの帽子の話かな?」と、想像してしまいそうですが、おにたは好きで帽子をかぶっているわけではありません。

    「角を隠すため」に、帽子をかぶっているのです。

    冒頭で豆まきを楽しんでいたまことくんや、次に出てきた女の子とも、「帽子をかぶらない」で遊びたかったでしょう。

    ありのままの自分を隠してでないと、人間と接する事の出来ないおにたの、心情や立場の象徴が「おにたのぼうし」なのですね。

    最後に少女が、おにたの事を
    「さっきの子はきっとかみさまだわ」と言います。

    姿かたち、生まれ、地位・・。私たちはいろんな基準で他人を判断しています。差別はいけない・・、分かっていても「レッテルで区別すること」にどことなく頼っていたりもします。

    少女は、おにたの正体を知っても、神様だと言ってくれたのでしょうか?

    もう少し高学年になってから、もう一度読んであげようと思っています。

    投稿日:2008/07/05

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    1
  • 悲しいんだけど、是非読んで欲しい

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子6歳

    節分の本といったら、まず最初に思い浮かぶのがこの本です。
    初めて読んだのは幼稚園の頃でしたが、いわさきちひろさんの絵がとても印象的で、美しい節分の本としてずっと心に残っていました。

    学校の図書室での読み聞かせ当番が、丁度節分の時期に回ってきたので、よし!と思い、久しぶりに読んでみました。すると、小さい頃の「美しい」という印象より「悲しい」という方を強く感じてしまいました。

    おにたは結局誰にも受け入れてもらえなかったのでしょうか。最後に消えてしまい、代わりに豆を遺していくことで、誰かの為になれたという喜びを感じたのでしょうか。
    お豆がまだ暖かいという描写がさらに、胸を打ちます。

    節分で誰かが福を呼び込む度に、どこかで泣いている傷つきやすい心があるような気がしてしまうラストです。でもそれでもやはり美しい本ですので、是非読んでみて欲しいです。

    投稿日:2006/04/05

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    1
  • 考えさせられる

    テンポよく話が進み、読みやすいお話です。
    主人公のおにたの気持ちを考えたり、相手の気持ちを考えるきっかけにもなり、よいお話です。ただ
    読み終わった後に余韻がすごく残る絵本でした。
    子どもは続きが気になる様子でした。

    投稿日:2022/04/21

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    0
  • 物置小屋のてんじょうに、おにたという名前の小さな黒おにの子どもがすんでいました。節分の夜、角かくしのむぎわらぼうしをかぶって、おにたは物置小屋を出ていきます。おにたの気持ちを思うと、少しだけ胸が痛くなりましたが、3才4才の頃よりも、5才を迎えた今の方がよりこの絵本に親しみを感じているようでした。

    投稿日:2021/05/21

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  • 節分の日、優しい鬼の子供の”おにた”は住処を追い出されてしまい、豆まきをしていない家へ。
    そこでも鬼というだけで悪者のように思われ…。

    鬼にも色々あるのに、一くくりにして悪者だと扱われることの不条理と切なさ。
    こんなに凄い本だったのかと改めて驚き。

    子供の頃多分ほとんどの人が読んだことがあると思う絵本。
    けれど、今も”おにた”と同じ気持ちになることがあると思う。
    今も昔も、現実はなかなか変わらないんだなとも思う。

    だからこそ、この絵本は、これからも次の世代に伝えられていくべきだと感じました。
    久々、心の芯に沁みました。

    投稿日:2021/01/17

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    0
  • 何度も読んできた有名な本

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    鬼は、絶対的に怖い存在だと思っている息子に読んでみました。
    最後まで、鬼だと思えなかったようで、おにた という男の子だと思っているようです。
    もう少し大きくなったらこの本をどう感じるんだろうなと想像しながら楽しみにしています。
    とても切ないお話ですが、私がちいさい頃読んだ感想は全く切ないと思っていませんでした。それを、間違えてた、とか、わかってなかったんだと思って意見をいうのを止めた時期もあります。でも今は、その時感じたことに正解とか間違いとかなくていいと思っています。
    私にとって、何度となく読む機会のあった本ですが、いつも何かを考えさせられる絵本です。

    投稿日:2019/02/04

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  • 子どもの頃の国語の教科書に載っていた話

    子どもの頃の国語の教科書に載っていた話です。

    節分の時期に、2年生のクラスの読み聞かせに読みました。
    所要時間は7〜8分。

    おにたは本当は優しいオニでした。
    なのに人間はオニだというだけで全部悪いと決めつけている。

    おにだって、いろいろあるのに、おにだって…
    というおにたの言葉が胸に刺さります。
    読んでいると涙が出そうになります。

    私はこの話大好きですが、読み聞かせするには少し難しかったかな。
    反応は薄かったです。

    投稿日:2018/05/29

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