おにたのぼうし」 みんなの声

おにたのぼうし 作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1969年7月
ISBN:9784591005293
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 57
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57件見つかりました

  • おにたって、かわいそう・・・・

    • セーヌさん
    • 40代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 女の子12歳、男の子10歳、女の子8歳

    節分の季節になると読む絵本です。
    すごくいい子ですよね、おにたって・・・誰も見ていないところでも、みんなの役にたつ事を一生懸命やって、優しくて・・・。
    でも、鬼だという事で嫌われて人目につかないように生きてきたのに・・・。「なんだか、おにたかわいそう・・・」と、娘が言っていました。
    本当ですよね、人間だっていろいろいるのにね・・・。
    こんな、素敵な本を沢山読んで、みんなまっすぐに、陰ひなたない人になってもらいたいものです。

    投稿日:2009/02/03

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  • おにたは、うちに来ていた!?

    今年の節分に、と選んだ絵本です。が・・・、考えてみれば、これが娘と読んだ最初の「節分の絵本」でした。今まで、鬼の出てくるお話はいくつも読んだことがありましたが、「節分」ということでは、初めてだったんですね。

    去年までは、由来や意味も考えず、単に「豆まき」の行事として、「鬼は〜外! 福は〜内!」とやっていたんだな、と思うと、なんだか「おにた」に対して申し訳ないような気持ちになってしまいました。
    「おにだって、いろいろあるのに。」という、おにたの言葉、本当に心に突き刺さりますね。お母さんに心配をかけまいと、やさしいうそをつく女の子の横顔にも、心を打たれました。

    おにたがもってきてくれた「あたたかそうな あかごはんと うぐいすいろの にまめ」。女の子が初めて見せた子どもらしい笑顔が、本当にかわいいな、と思いました。娘も、ぱあっと顔を赤らめ、私のほっぺにチュっとキスをしてきました。でも、次の瞬間には、その子どもらしい純粋な心が、おにたを傷つけてしまうことになるとは・・・。切ないですね、本当に。

    読み終わって、娘に、「おにたは、住むおうちが見つかったかなあ?」と聞いてみましたが、無言で首を横に振るばかり。「じゃあ、どこへ行ったんだろう?」と、再び問いかけてみると、小さな声で、「Jのうち」と、答えた娘。「だって、ひいらぎの葉っぱ飾らなかったもん。」 
    そうか、おにたは、うちに来たんだぁ!!(よかった、よかったあ。)

    娘曰く、今年の節分には、「おうちの中にはお豆をまくけど、お外には投げない!」んだそうです。そして、「看板も立てるの!」
    「おには、きてもいいですよ。やさしい、いいおにだけなら いいですよ。」って書いて。

    投稿日:2009/02/01

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  • いろいろある

    • 赤きゃみさん
    • 40代
    • その他の方
    • 山口県
    • 女の子5歳

    泣いた赤鬼には青鬼という仲介者がいてくれましたが、
    おにたはひとりぼっち。
    ニンゲンへの想いは完全に一方通行で、
    最後まで誤解されたままですが、
    神様だと思ってもらえたのがちょっぴり救い、なのかなぁ。
    思い込みのある相手との交流はかくも難しいのですねぇ。
    OO人だからとかOO教徒だからとか、
    「鬼」以外にも、決め付けてることの多さに慄然とさせられます。

    投稿日:2008/12/24

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  • おにたの言葉にはっとしました

    いわさきちひろさんの優しい絵に惹かれて購入しました。
    おにたの「おにだっていろいろあるのに・・・」という言葉に子供に読んでいて私もはっとしました。ついつい何でも先入観で決めつけがちが自分をふりかえってしまいました。来年から節分の時は、おにたのことを考えてしまうと思います。ちょっっぴりせつないけど、お気に入りの一冊になりました。子供達もおにたがうちに来ないかなぁ〜と話しています。

    投稿日:2008/07/25

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  • 気持ちのすれ違いが切ない

    節分の本ということで、節分の時にいろいろな方のブログで紹介されているのを見て読みたいと思っていた本です。
    お母さんの看病をしている女の子に、差し入れをしてあげるおにた。節分だからまめまきがしたい女の子。鬼でもいろいろあると思い、人間と仲良くしたいおにた。

    気持ちのすれ違いが切ないです。

    すれ違うからこそ、一層おにたの気持ちが心の中に残るのかもしれませんね。

    鬼だっていい鬼はいるのにという気持ちがいつか伝わるといいなあと思いました。

    投稿日:2008/02/28

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  • せつない〜

    この時期になると、読みたくなる絵本です。
    おにたが可愛そうでしょうがないのですが、
    それでもおにたの優しさに触れたくて手にとってしまいます。

    女の子が豆まきをしたいと思うのも、子供なら当然。
    でもおにたの気持ちを思うと、そんな女の子の言葉無神経に聞こえてしまいます。
    でも本当女の子がそう思うのは、子供だったら当たり前のことなんですよね〜。
    だけどおにたの思いは・・・
    などと堂々巡りをしてしまい、心にずしーんときます。
    岩崎さんの挿絵が、またそんな切なさを倍増させてくれています。

    昭和の高度成長前の日本にはこんな家があったのかもしれない。そんなふうにも感じちゃいます。

    投稿日:2008/02/04

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  • ・・・ジーン(;_;)

    節分の日なので・・・と図書館から借りてきました。
    読んで涙がでそうに感動する絵本ですね。

    「おなかがすいたでしょう?」お母さんの問いかけに
    思わず女の子がついた優しい嘘。
    すごく健気です。胸が痛みます。
    病気のお母さんを看病しながら思いやりを忘れない女の子の心と
    おにたの機転の利いた計らいにジーンときます。

    大好きな あまんきみこさん、いわさきちひろさんの絵本というのもポイント大きいです
    娘にはこの感動的なお話がまだピンと来ない様子です。
    読んで聞かせてもキョトンとしてました
    また来年にでもリベンジに読み直してみます。

    投稿日:2008/02/03

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  • やさしい、きよらか、うつくしい本・・

    • しいたけさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子9歳、男の子4歳

    登場するのはやさしい子鬼のおにたと人間の女の子。

    けっして裕福でない家の女の子は、病気のお母さんの
    看病にいそしみます。 
    優しげなお母さんも病床から女の子の事が
    気になってならない様子。 
    そこへおにたがそっと登場します。

    ラストまでせつないお話がつづられていますが、
    その雰囲気をぐっと盛り上げているのが いわさきちひろさんの絵です。 
    読み終えた後もあの挿絵のおにたや女の子の横顔などが
    まざまざと目の奥によみがえります。

    みんな、みんな、幸せでありますように・・
    そう願わずにはいられない本です。

    投稿日:2008/01/30

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  • おにたの気持ち

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子12歳

    心の優しい鬼、おにた。
    ある日、お母さんを看病している空腹の少女を見かけて・・・。
    豆まきの夜の鬼の切なさが伝わってきます。
    雪まみれの麦わら帽子が印象的ですね。
    あまんきみこさんの、淡いファンタジーと、
    いわさきちひろさんの叙情的な絵が呼応してとても印象的な作品ですね。
    豆まきの様子やヒイラギのこともきちんと丁寧に描かれていて、
    節分に親子で読むのにいいです。
    余韻を残したラストですが、きっと子ども達の心に残ってくれると思います。
    節分になったら、黒い豆をみたら、おにたを思い出すでしょうね。

    投稿日:2008/01/31

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  • 節分に

    節分にぴったりの絵本ですね。いわさきちひろさんの絵が好きなので読んでみたところ寂しくなりました。いい鬼もいるんだよというおにたの叫びが絵本を読み終えても聞こえてきそうです。私と娘はいい鬼もいるって知ってますよと言いたくなりました。

    投稿日:2008/01/29

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