おにたのぼうし」 みんなの声

おにたのぼうし 作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1969年7月
ISBN:9784591005293
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 57
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57件見つかりました

  • うまくいかない

    おにたのけなげさ、おんなのこの思いこみ、どちらも悪くないのにうまくいかない、せつないお話だなと思いました。
    でも、私もおんなのこの立場だったら、おんなのこと同じく豆まきをしてしまうでしょう。やさしいおにがいるなんて、思いつかないです。

    雪の中を、はだかで麦わら帽子をかぶっているおにたを見て「寒くないのかな」と子供は言っていました。せつないお話とぼかしのやわらかい絵がぴったりあっていると思いました。

    節分が終わり春が過ぎ、麦わら帽子の季節になったころ、おにたとおんなのこが仲良くなればいいなと思いました

    投稿日:2008/01/09

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  • 優しい鬼

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子15歳、男の子13歳

    小学校の教科書に出てくる絵本です

    オニというとだいたいは人間に悪さをすると思われます
    でもおにたは人間を助けてあげる優しい鬼

    子供もおにたと同じように
    何も悪いことををしていないのになんで
    悲しいめに合うんだろうと思います

    小学校低学年の子供達はおにたの優しい気持ちに
    気づいて、表情は真剣になります

    岩崎ちひろさんのやさしい絵のタッチが
    よけい哀愁を漂わせてきます

    おにたは黒い豆になってしまったのか
    また誰かの家に行ったのか

    子供達も少しだけ想像してもらえたでしょうか?

    投稿日:2007/09/23

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  • せつないね。。

    節分の時期になると手に取りたくなる1冊です。
    私が小さい頃に何度となく読んだお話。
    おにたは、昔と変わらず、今もずっと優しい。。

    貧しい家に暮らす女の子と
    鬼の子おにたの優しく切ない物語。
    おにだって、いろいろあるのに。おにだって・・・
    おにたのこの言葉が切なく胸を打ちます。

    おにたはどこに行ったのでしょう。。
    今なお答えは見つかりません。
    いつまでも心に残り続けるお話なのでしょうね。

    投稿日:2007/02/13

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  • やさいしいおにた!

    この季節になると子の本が読みたくなりますね!
    どうしてでよう?ラストのお話しがなんだか
    納得いきませんがやっぱりおにたに会いたくなるのかな?

    気にやさしいおにたは、豆まきをして家から
    オニを追い出そうとしている人間達に疑問を持っています。
    「にんげんっておかしいな。おにはわるいって、
    きめているんだから。おににもいろあるのにな。
    にんげんもいろいろいるみたいに。」

    なんだか、外見の捕らわれずにしっかり見極めて欲しい。
    そう訴えているようです。
    おにたを通して大切なことを教えてもらったような気がします。
    子の絵本を読んだ頃からかな?
    我が家の子どもたちは“オニさんと遊んでみたいな〜”
    なんて話しています。

    投稿日:2007/02/06

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  • 優しすぎる・・・

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子6歳

    最近のレビューによく出てきていて気になったので、借りてきました。

    節分の季節のおはなしですね。
    とても優しい鬼の子のおにたと、健気で優しい女の子との暖かくて、でも切ないおはなし。

    おにたは、女の子のために温かなあかごはんと、うぐいすいろの煮豆を持ってきます。
    娘は、どこから持ってきたの?と聞く。
    私も、どこから持ってきたのだろうと思う。


    皆、誰しも人の優しさに気付かずにいることが多いのかもしれない。
    それでも、おにたは優しい。
    優しすぎるから、また切なくなってくる。
    読み終えた後、無性におにたのその後が気になって仕方がない。
    おにたも、幸せになれるのだろうか・・・と。

    切なくて悲しくなりそうなおはなしですが、妙に心の隅に残る絵本です。

    投稿日:2007/02/03

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  • おにたなら豆まかないよ

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    節分の季節になると読みたくなる1冊です。
    おにたは鬼の子です。
    節分には豆をまかれるので行く所がなくなってしまうのです。
    『人間っておかしいな。おにはわるいって、きめているんだから。おににもいろいろあるのにな。にんげんも、いろいろいるみたいに。』
    おにたの言葉です。読むたびに心があつくなる言葉です。聞いている子どもたちも感じ方にいろいろあると思うんですが・・おにたに恥ずかしくないような優しい人間になりたいといつも思います。

    投稿日:2007/01/26

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  • 「おにだって、いろいろあるのに。」

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子8歳

    やさしい「おにた」と、やさしい女の子の、あったかくて切ないお話。
    絵もお話もいいのですが、私はおにたの
    「おにだって、いろいろあるのに。おにだって・・・」の
    台詞が心に残りました。

    投稿日:2007/01/25

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  • 優しく切ないおはなし

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子6歳

    おにたは、まことくんの家に住んでいる、くろおにの子どもです。
    節分の夜、まことくんの豆まきが始まるとそっと家をあとにします。
    次の家を探すものの、どの家もひいらぎの葉が飾ってあって入れません。
    諦めかけた時、一軒の家を見つけます。
    そこは、ひいらぎの飾っていない、豆の匂いもしない家でした。
    中には、病気で寝ている母親と、それを看病する女の子がいました。
    女の子のけなげな様子に、おにたは居ても立ってもいられなくなり…。

    おにたの優しさに、胸がいっぱいになりました。
    おにたの『おにだって、いろいろあるのに』という言葉に、立ち止まりました。
    そうだよね、おにたのような思いやりのあるおにもいるのに…。
    いわさきちひろさんの絵の優しさと共に、切なさの残る一冊でした。

    投稿日:2006/08/05

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  • 叙情的なお話

    一度読んでみたいと思っていた本です。

    このお話は、”おにた”にとって、一年で一番つらい、節分の夜のお話。
    女の子は、お母さんを心配させまいとお腹が空いているのに、ご飯は食べたから、心配いらないとうそをつきます。
    こんな小さな子が、お母さんを思いやってうそをつかなければいけないことが、とても切ないです。

    ”おにた”は、女の子が、豆まきをしたいといって、どうしようもなく悲しい気持ちになったことでしょう。
    でも、そのまま消えるのでなく、黒い豆を残して消えました。誰かのために、無償で尽くす、本当に優しい鬼さんでした。

    でも、疑問が・・・”おにた”は、黒豆になってしまったのでしょうか?そっと、帽子を残して、他に行ったのでしょうか?
    黒豆になってしまったのではないことを信じたいけど・・

    あまんさんがあとがきで、いわさきちひろさんの絵を”叙情的”と表現しておいでます。ほんとに、その言葉の通りのステキな絵で、お話と感情とぴったりです。

    投稿日:2006/06/06

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  • 絵がすごい

    いわさきちひろさんの絵のすごさ、
    いまさら説明の必要はないでしょう。
    好き嫌いもあるでしょうが、
    こういう絵を描ける人はやっぱり天才ですね。
    水を塗ったところに絵の具をたらしたような、
    とても透明感のある絵なのに立体感もある。
    子供の表情などの表現力などもすばらしいの一言です。

    この前の節分の時に買ったばかりですが、
    ひな祭りの季節になっても
    「これ読んで」ともってきますから、
    子供には季節感とかは関係ないんでしょうね。

    ウチの娘はオニが好きです。
    小さいころから
    「夜おそくまで起きてるとオニがきてたべられちゃうよ」
    とか、
    「そんな悪い子はオニに電話して食べに来てもらうよ」
    などと脅していましたが、
    「おにたみたいなやさしいオニもいるじゃん」
    などとくちごたえするようになりました。

    投稿日:2006/03/07

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