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やっぱりおおかみ」 みんなの声

やっぱりおおかみ 作・絵:ささき まき
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1977年04月
ISBN:9784834005202
評価スコア 4.09
評価ランキング 26,443
みんなの声 総数 69
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69件見つかりました

  • 実は誰でも一人

    『こんにちはおてがみです』の「け」に興味を持って借りてきました。

    仲間がいない寂しいおおかみの台詞だったんですね。でもおおかみはただ寂しがっているだけじゃなくて、どこか達観していて、自分が一匹であることを受け入れていくようです。

    人生は仲間がいるほうがいいけど、でも自分はやはり自分ひとり。それをダメなこととしてではなく、当然のこととして受け入れる手助けになる絵本のように感じました。

    投稿日:2011/06/13

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    2
  • 深いお話です

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    テレビで紹介された
    「おおかみがけっとだけいう絵本」が読みたいと
    パパがいうので借りてきました。

    1回目はひとりぼっちのオオカミの話で
    最後まで仲間に出会えない悲しい終わり方するなーと
    思ってしましました。しかし、
    数回読むといろいろとメッセージがわいてきます。

    このオオカミがなぜ影なのか?
    それはきっとオオカミを自分に置き換えてイメージできるように。
    なぜハッピーエンドではないのか?
    きっと「個性」の存在を知るため。
    自分という個性を他人と違っていても
    自分の価値を認めることを意味しているのではないかと。

    自分勝手にこの本の深さをしみじみ味わってしまいました。
    でも子どものウケはいまひとつでした。

    投稿日:2011/03/25

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    2
    • 蒼良さん
    • 20代
    • せんせい
    • 兵庫県

    佐々木マキさんの絵本といえば
    「ぶたのたね」が真っ先に浮かんだので
    これもきっと、そういう内容なのかな、と思って読んでみたのですが
    予想を裏切る内容で、ちょっとビックリ。

    正直、子ども向けではないんだろうな、と思いました。
    子どもにはちと難しいだろうと思うので
    読み聞かせにはあまり向いていないかな、と思うのです。

    でも、内容としては悪くないと思います。
    大人向け・・・なのかな。

    低年齢の子どもではなくて
    思春期くらいの子が読むといいのかなぁって思いました。

    おおかみの「け」というセリフと
    ラストのシーンがとても印象的でした。

    投稿日:2011/03/13

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  • がんばれ!おおかみ

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子2歳、男の子0歳

    仲間がいなくて寂しい気持ちで町をさまよう「おおかみ」
    仲間で群れている他の動物達をうらやましく思い、
    自分と似ているこを捜し歩きます
    でも最後自分を肯定し、吹っ切る姿にエールを送りたい気持ちでいっぱいになりました。

    お友達がいないことは決して悪いことではないと思います。
    捜し歩いて見つかるものでもない気がします
    確かに親としては友達がいるほうが安心だし
    より楽しく過ごせる場面が多いことに疑う余地はないように感じますが

    時にこの「おおかみ」のように
    群れるばかりでなく一匹狼であることを楽しむことのできる
    強さをもっていてほしいなぁと感じました

    投稿日:2011/02/04

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    1
  • 孤独

    どっちかと言うと孤独の一匹オオカミである私です。やっぱり、孤独は寂しいし辛いから仲間はほしいと思います。家族で団欒を窓の外で眺めているオオカミが可哀そうになります。お墓まで、お化けの仲間でいっぱいでオオカミの居場所がなかって、それも子供のオオカミなので可哀そうでした。でも独りぼっちでも、「俺はオオカミだもんな オオカミとして いきるしかないよ」と悟った潔いオオカミが、最後は愉快な気持ちになれてよかったです。

    投稿日:2011/01/20

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    1
  • ささき まきさんの哲学かな?
    なかなか 難しいテーマ  孤独なこどものオオカミは 仲間を捜しています、うさぎ・やぎでもない ぶたたちが にぎやかに 生活してるのを見て 羨ましくなるのです

    孤独で淋しいときには こんなふうに 人を羨ましく思うのでしょうね
    わかります

    おおかみは まっくろのかげのようで 「け」といいます
    この意味は?  「け」 オオカミの気持ちを言葉にしたら「け」だったのかな?
    おれににたこはいないんだ・・・・
    おはかの中で 一人淋しく・・・・
    絵が愉快なので 救われますが テーマが・・・・ 暗い気持ちになります
    そして やっぱり おれは おおかみなんだもんな おおかみとして いきるしかないよこの考えにいたり ふしぎに ゆかいな きもちになってきました。(最後は 明るく終わってあるのでよかった!)



    孤独をテーマにしてあるので   思春期・悩むときに この本に出会ったら
    自分は 自分と割り切れるかもしれませんね

    子供にはなかなかむつかしいテーマですが 深く考えないでいいのですかね(絵は おもしろい)

    投稿日:2010/11/12

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  • 評価の分かれる作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    こどものともの傑作集掲載作品なのですが、正直言って理解できませんでした。
    ささきまきさんの作品は、「なぞなぞライオン」「ぶたのたね」などで我家で大人気なのですが、この作品は趣が全く異なります。

    黒一色で描かれたひとりぽっちのおおかみが、仲間を探してうろついているシーンから始まります。
    他の動物達を見ては、「け」の一言。
    結局、1人で生きていくことを享受していこうと終わるのですが、飛んでいく気球が象徴的です。

    対象年齢3才〜小学校初級向きの設定という触書なのですが、子供向きとは言えない作品だと思います。
    かといって、大人向きと言えるかも疑問です。

    評価の分かれる作品ですが、私は読み聞かせという観点が第一なので、厳しい評価せざるを得ませんでした。

    投稿日:2010/01/17

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    1
  • 何度読んでもホロリ

    比較的低年齢向けの絵本にも関わらず「孤独」がテーマという斬新さ。
    マンガのようなコマ割りのページがあったり、おおかみに噴き出しで台詞を言わせたり、しかもその台詞がたった一言「け」だったり…
    あまりの異色さに驚きながらページをめくり、そして最後のページでは必ずほろりと涙が出てしまいます。
    今まで読んだ中で一番心に残る、一番大好きな絵本です。

    孤独な長い旅の末に、街にもマーケットにも公園にも家庭の団欒の中にも墓地にさえも自分の居場所を見つけることができないおおかみ君。
    いっそ他の動物になれたら…なんて考えも浮かびますが、やっぱり彼は生まれついてのおおかみなので他に迎合することは出来ず、孤独に身を置くしかできません。
    折々、吐き捨てるように呟く「け」は人恋しさ、やりきれなさ、嘆きが入り混じった誰にも届くことのない心の叫びなのです。
    大人なら誰しもおおかみの孤独に共鳴してしまうのではないでしょうか。
    誰の心の中にもおおかみがいるからこそ、この絵本は30年以上も多くの人に愛され、読み継がれているのだと思います。

    2歳の息子にはまだこの本の深いテーマはピンとこないようで、楽しそうに「け」というセリフをマネしています。
    でも、このちょっとほろ苦くも温かい、ささきまきさんワールドは息子の心に根付いていて、彼がもう少し大人になって困難と向き合った時にふと思い出してくれるのではないかと思います。

    投稿日:2009/10/01

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    1
  • 仲間がいない…

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    ひとりぽっちのオオカミが、仲間を探してうろついています。
    うさぎの町、やぎの町、ぶたの町…
    みんな仲間がいて楽しそうですが、オオカミにはやっぱり仲間がいません。

    なぜかオオカミだけまっくろの影というのは、どういう意味があるのでしょうか。かなりインパクトがあります。けっきょく、オオカミの行き着いた先を考えると、なかなか難しい世界です。
    オオカミの孤独な世界を考えると、淋しい気持ちになってしまいますが、ユーモアたっぷりの絵、ちょっと不思議な雰囲気を感じるところに、独特の世界が広がっていました。

    投稿日:2009/08/28

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  • 辛いときに

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    おおかみのこの「け」というひと言をどう感じるか。
    その表情が全く読み取れないので、受け取り方は様々なのかなと思います。

    「フンッ!」といった感じ悪いものに聞こえる「け」ですが、何だかおおかみの寂しさがしみじみと伝わってきます。
    本当は仲間に入れてもらいたいのに、自分を見ただけでみんな逃げていく。
    悔しいやら悲しいやらで、わざと悪者ぶっているようにも見えます。

    辛いことがあったとき、「け」って言ってみようかな。
    もちろん誰も見ていないところで。笑
    そしたらそんな辛いことも、くだらないどうでもいいことに思えるかも・・・そんな気がしました。

    投稿日:2009/06/25

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