「おでかけするよ」と言うと、それはそれは大喜び、こちらが着替えやら持ち物の準備で手間取っているとシャツの袖やズボンの裾をつかんで玄関に引っ張っていこうとする二歳の娘。おでかけのまえはいつも大騒ぎ…。本屋さんでなにげなく手にした「おでかけのまえに」を開いた時、我が家の日常が目に浮かんでニヤリとしてしまいました。
本を見た娘の反応は、主人公に共感!というより自分自身だと思っている様子。たしかに髪型や着ている服の感じがなんとなく似ているし、食卓でパンを食べてる様子やパパのバッグの中身を引っ張り出してる仕草はそっくり。まあ娘には、お手伝いをしようとしてお弁当をグチャグチャにしたり、さらにかわいくなろうとママの化粧品を塗りたくったりすることは“まだ”できませんが、やがてそうなる素質は十分ありそう。とにかくお気に入りの一冊になったみたいです。
「おでかけのまえに、お弁当を台無しにされたり、服を汚されてお着替えだというのに「まあ」の一言で済ませられるママにはなれない!」と妻は言いますが、家族一緒のおでかけを楽しみにしているがゆえのオーバーラン。大目に見てあげたくなるパパなのでした。(でも主人公が男の子だったら…。ちと娘に甘過ぎるかな)