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商人とオウム 〜ペルシャのおはなし〜」 みんなの声

商人とオウム 〜ペルシャのおはなし〜 文:ミーナ・ジャバアービン
絵:ブルース・ホワットリー
訳:青山 南
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2012年01月27日
ISBN:9784895728331
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,276
みんなの声 総数 15
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  •  表紙絵のオウムの羽色の鮮やかさに目を奪われ手に取りました。
     絵を担当したのは、「ダンスのすきなジョセフィーヌ」のブルース・ホワットリーさん。
     サブタイトルの“ペルシャのおはなし”にさらに興味を持ち開きました。
     
     かつてインドの森を自由に飛んでいたオウム。
     今はペルシャの大商人に飼われています。
     オウムが良い客引きとなって、店の繁盛を助けていたので、小さいかごの中「インドにかえりた〜い♪」と歌っても、商人は決して手放そうとはしません。
     ぶらんこが3つも付いた大きな金のかごに移されようが、オウムの望郷の念はつのるばかり、・・・。

     インドへ商品の買い付けに行く前の商人に「土産は何がいいか?」とたずねられ、オウムが望んだものは、・・・。

     賢いオウムたちの知恵に最後は呆然です。
     そういうことだったのかぁ〜、と読後しみじみしてしまいました。
     商人の人間本意な姿と、ペルシャとインドと場所を隔てたオウムたちの連帯感が対照的です。

     巻末を読み、13世紀のペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩が出典とか。
     これを諳んじ物語として幼い作者ジャバアービンさんに語ってくれたのがお父様というのにも感動です。
     
     色彩がはっきりしていて、遠目でも十分楽しめそうです。
     機知のきいたお話なので、中学年以上のお話会で読むのが良いかな。

    投稿日:2012/07/08

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  • 商人とオウムを読んで、とても感動しました。商人と言えば私は元々、商人の家の生まれです。商人として60年以上の歴史があります。我が家は現在、不動産管理業、所謂大家をしています。それだけに昔から商人には特別な思いがありました。このお話は商人のことを扱っているだけにひじょうに興味深く読ませて頂きました。これはとても面白くて、実に奥の深いお話です。あまりにもインパクトがあって、オウムのことが決して忘れられません。素晴らしいお話です。

    投稿日:2021/03/09

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  • なかなかできない

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    インドでなぜオウムが商人の話を聞いたとき
    死んだようになったのか、
    それが最後にわかるとなるほど〜と
    考えさせられます。

    オウムにとって、きれいなかごの中でどんなに
    いい生活を送っても
    それよりも、自由に大空の下で仲間と暮らすほうが
    幸せというのは、わかるようで、
    案外他人の幸せってわかっていないのかもしれないなと
    読みながら感じました。

    子どものためと思い、生活習慣ができていないと叱ったり、
    掃除などバタバタ家事をしていますが、
    そんなことよりも子どもの願いって、
    一緒に遊んでほしかったり、
    母親に笑っていてほしかったりするんでしょうが、
    わかっているのに、なかなかできないんですよね。

    投稿日:2019/11/12

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  • オウムの連帯感が素晴らしい!

    オウムって頭がよいばかりだけでなく、仲間の連帯感が素晴らし

    いと思いました。遠く離れていても、仲間のことを思い、助けよう

    と死んだふりをして、一羽が木から落ちれば、つづいて、また一羽

    が、また一羽が。そしてみんなが、足を空にむけて、地面にころが

    ってしまったことに、メッセージが込められていたのでしょうか?

    そのことを、真似して商人から開放されて自由を手に入れ、仲間

    の待つインドへ飛んで行きました。でしたが、ちょっと無事にインド

    まで辿りつけたかなあと少し心配になりました・・・・・・

    投稿日:2019/05/05

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  • 隠れたメッセージ

    『THE SECRET MESSAGE』が原題。
    作者自身が父親から語りで聞いた、ペルシャの詩人ルーミーのおはなしが基になっているようですね。
    それだけにたくさんの教訓が伺えます。
    ペルシャの富豪商人が飼っていたオウムは、元々がインド出身。
    インドに帰りたがっていたのですが、商人商売繁盛に使っていたため、
    許されないのです。
    そこで、インドに買い付けにいく商人に、仲間のオウムへのメッセージを託しての
    意外な展開です。
    仲間のオウムたちの機転というか、オウム同士のあうんの呼吸が素晴らしいです。
    色鮮やかなオウムたちの死んだふり?が、何とも衝撃的です。
    賢いオウムの知恵に拍手!です。
    ペルシャ、インド、と、エキゾチックな描写も魅力的です。
    寓話はやや高度です。
    小学校中学年以上くらいでしょうか。

    投稿日:2018/05/31

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  • なるほど!

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子2歳

    商人に飼われているオウムが、故郷の仲間たちの知恵によって、商人から逃げ出すことができたお話。
    オウムってとっても頭がいいんですね!オウムの知恵に感心しました。幼稚園児にはちょっと難しいかな。異国情緒も味わうことが出来る素敵な絵本です。

    投稿日:2017/12/17

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  • 8歳には難しかったかな・・・

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子3歳

    ペルシャの商人と、インドのオウムのお話。
    異文化に触れる絵本を8歳の息子と読みたくて、
    図書館から借りてきました。

    鮮やかな色彩で描かれたイスラム社会。
    と、舞台は商人が旅をするインドへと移ります。
    美しく描かれた絵に惹き付けられつつも、
    話はなかなかコミカルで、眼からうろこがおちる展開に。

    8歳の息子は一度読んだだけでは理解できず、
    再度読み直した上で解説も加えてみました。

    イスラム社会の話しは、
    「ナスレディン」もそうだけど、なかなか頭を使うお話が多いなぁ
    という印象を受けました。

    投稿日:2015/03/19

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  • ブランコが3つも付いた金のかごの中で暮らすより、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    広い森で自由に歌ったり飛んだりして暮らす方がいいよね!死んだふりをした森のオウムたちは賢いと言えましょう。飼われていたオウムも死んだふりで商人の元から飛び立つ事が出来、めでたしめでたし!ペルシャのお話、素晴らしい。

    投稿日:2014/12/17

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  • オウムの言葉が切ないです

    図書館で見つけて、イラストがとても色鮮やかで
    キレイだったので借りてきました。

    オウムの機転がとても良くてビックリ!
    逃げ出したオウムが無事にインドに戻れることを祈るばかり。
    オウムの言葉を聞いて
    ケージに入れられペットとして飼われている動物を
    なんだか可哀相に思いました。
    人間もそうですが住み慣れた場所や仲間がいるところが
    やっぱり良いですよね〜

    小学校低学年からとなっていますが
    内容が奥深いので高学年くらいでもいいかもしれません。

    投稿日:2014/09/30

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  • 死んだふり……!?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子14歳

    元々のお話が13世紀に生きていたの詩人の詩だそうで、
    作者が子どもの頃に父親から聞いていたお話を自分流にまとめあげたそうです。
    所変われば…こんな不思議な物語もあるんですね〜。
    「自由」を得るための秘策を異国の友だちに伝授する方法がすごかった!
    あれは死んだふりだったんですね。
    オウムって頭いいんだな〜(^.^)

    少しばかり頭をひねる内容なので、低学年のお子さんたちには難しそうです。
    お薦めするなら小学校高学年以上、中学生・高校生のお子さんたちに。
    色彩が鮮やかで、文化的な建物、衣装などがとても見応えがあります。そこを見るだけでも楽しい人には楽しいと思います。
    「アラビアンナイト」の物語とか、中近東のお話が好きな人にはお薦め。
    読めば読むほど味わいが出てきそうな素敵な作品です。

    投稿日:2014/03/13

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