ミルクこぼしちゃだめよ!」 みんなの声

ミルクこぼしちゃだめよ! 文:スティーヴン・デイヴィーズ
絵:クリストファー・コー
訳:福本 友美子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2013年07月25日
ISBN:9784593505517
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 24
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24件見つかりました

  • ペンダと娘がかぶる・・・!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、女の子5歳

    5歳の娘と読みました。

    アフリカのニジェールのお話だそうで、
    明るいお日様の元、褐色の肌の女性たちのはつらつとした様子や、
    ミルクをこぼすまいと頑張るペンダの姿が
    とっても印象に残る絵本。

    ペンダは砂漠を越えて、お面の祭りの誘惑にまけず、
    船の揺れにも耐え、お父さんの元にミルクを届けます。

    と、そこで起こってしまった出来事!
    勇ましい顔つきでペンダを見つめていた5歳の娘。
    心の中でペンダと一緒にミルクを運んでいたに違いありません。
    「なにこれーつ!」と叫び、おお泣きのペンダの顔が、
    あの悔しそうな気の強そうな泣き顔が、まさに娘の泣き顔とかぶり、
    とっても愛らしく思えました。
    (娘は、私こんな怖い顔して泣かない!と、言ってましたが・・・)。

    そしてそんなペンダの気をしっかりととりなおしたお父さん。
    さすがです!あったかい!
    親というのはこうでなくちゃ!

    最後はしっかり、来た道を通ってお母さんにマンゴーを運ぶペンダ。
    行きだけでなく帰りも大変ですが、きっと無事に帰りつくね。
    娘とそういって絵本を閉じた一冊でした。

    投稿日:2016/10/27

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  • みぎひだりみぎひだりいっぽずつあるくのよ

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    作者は西アフリカのブルキナファソ(このおはなしの舞台ニジェールの隣の国)に住んでいるイギリス出身の宣教師だそうです(作家は副業でしょうか?)
    この作品を読んで検索して調べてみるまで、「ブルキナファソ」なる国を知りませんでした。(表示によってはフランス領の名残で“ブルキナ共和国”というそうです。“ブルキナ共和国”という名前は聞いたことあります。)

    積み上げ話みたいだけど、一連の流れが続いています。
    主人公の女の子「ペンダ」がお父さんにミルクを届けに行くお話です。
    “ミルクを届けに行く”といっても、隣の部屋とか、隣のうちとかでなくて、お父さんが放牧に行っている山の上の草原まで。
    たぶん、きちんと距離を測ったら相当遠いです。
    遠くてもペンダは頑張ります。重たいミルクをこぼさないように、面白そうなことにも目も触れず、お父さんのところに向かってひたすら歩いていきます。

    絵はいとうひろしさんの絵をアフリカチックにしたような感じでした。
    言葉のリズムがすごくよくて、読みやすくて、声に出すと楽しかったです。
    特に楽しかったのは、このシーン。

     みぎ、ひだり、みぎ、ひだり、いっぽずつあるくのよ。
     みぎ、ひだり、みぎ、ひだり、てをふって
     山のてっぺんまで のぼるのよ。

    この本はたぶん黙読するより音読する方がはるかに楽しいと思います。
    今度読み聞かせに使ってみたいと思います。
    小学校の2年生くらいから通学年くらいのお子さんたちくらいがよさそうな気がします。

    投稿日:2016/09/16

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  • アフリカ

    色鮮やかな明るい色彩の服に、魅入ってしまいました。娘もアフリカに嫁いだのですが、ゆっくり、ゆっくりの孫がいるので、日本で生活しているので、アフリカの絵本にはついつい魅入ってしまう私です。ペンダが頭に並々に注がれたミルクを載せて運んでいるので、ハラハラしながら応援してました。マンゴーが木から落ちなければよかったのに、折角上手く運ぶことができたのに可愛そうに思いました。

    投稿日:2016/09/12

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  • 異国の雰囲気が素敵

    カラフルな表紙とタイトルにひかれて手にとりました。
    アフリカの女の子がお父さんにミルクを届けるお話。頭の上にミルクをのせて運ぶというから大変!途中、ラクダと出会ったり、お祭りで踊る人たちと出会ったりしますが、ミルクが頭にのっているので見たいのを我慢してひたすら歩いていきます。
    道中のシーンの景色が異国情緒たっぷりで、読んでて楽しいです。
    そして、とうとうお父さんのところにたどり着くけど、最後の最後で…!
    お父さんの優しい言葉にジーンとします。アフリカの雰囲気を味わえる素敵なお話です!

    投稿日:2016/02/04

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  • 女の子の冒険と父の愛

    西アフリカの小さな女の子のペンダが、ある日お母さんの代わりにお父さんにミルクを届けに行きます。

    ペンダは、ミルクをこぼさないように、いろいろな誘惑にも負けず一心にお父さんのいる山の上を目指します。
    ペンダの強い意志には、感心します。

    やっと着いてお父さんにミルクをあげようとしたその瞬間、ミルクのお椀の中にマンゴーが落ち、ミルクはあたりに飛び散ってしまいました。
    いままでのペンダの頑張りを思うと、読んでいる方も悲しくなってしまいます。
    でも、お父さんが、「おまえの気持ちは、こぼれずにお父さんのもとにどといたよ」と言ってくれます。
    お父さんの包み込むような大きな愛を感じます。

    ペンダは、涙をふきお父さんと一緒にマンゴーを食べます。
    きっと、このマンゴーは、最高に美味しかったでしょうね。
    お母さんにも、味あわせてあげようと一切れ持って帰るところも、
    お父さん、ペンダの優しさを感じますね。

    絵がとてもカラフルで生き生きとして手魅力的です。
    アフリカの風を感じられます。

    投稿日:2015/05/27

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  • 異国

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    カラフルで素敵な絵で絵本中が
    あふれています。
    太陽がさんさんとしていてみんなが力強く生きているという
    雰囲気を感じます。
    西アフリカのお話のようです。
    牛乳を頭に抱えて山あり谷ありの道を
    一生懸命帰っていく子の姿に
    大人は少し胸を打たれるのですが
    子供は結構ドライで瓶はないのかな?
    蓋をすればいいのにと言っていました。
    なぜ子供が頭に抱えてとおい道のりを運ばなくてはならないのか?
    瓶や蓋が日本のようにあふれるようにない国もあるという現実を
    親子で想像しながら読みました。

    投稿日:2015/01/06

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  • カラフルで明るい

    • はるたろーさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子3歳、男の子1歳

    表紙がカラフルで明るく楽しそうなので借りてみました。

    日本の絵本は何となくほっとするような、
    心あたたまるようなものが多いイメージですが、
    海外の絵本は明るくてポップな感じがして、
    また違うよさがありますよね。

    この絵本は子どもがお父さんのためにミルクを運ぶ、
    というものです。

    途中で色んな動物も出てきて、
    息子はそこに食いついていました。

    最後、お父さんのところにたどり着いてからのシーン、
    親子愛です!

    投稿日:2014/10/28

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  • お手伝いの気持ち

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子18歳

    2014年読書感想文コンクール小学校低学年の部課題図書。
    『DON’T SPILL THE MILK!』が原題。
    西アフリカのニジェールという国の女の子のおはなしです。
    ペンダは、お母さんのお手伝いを申し出ます。
    山の草地で仕事中のお父さんに、ミルクを届けること。
    大きなお椀にミルクを入れ、頭の上に載せて行くのです。
    道中は、砂漠、川、山があります。
    興味深いお祭りや動物たちもいます。
    でも、がんばって、無事に届けることができた、のですが、
    とんでもないハプニングが!
    ペンダの気持ち、お父さんのフォロー、
    お手伝いしたことがある子どもなら、とても共感できますね。
    西アフリカの人々の様子が、鮮やかなカラーで描かれているのも興味深いです。
    なかなか馴染みのないアフリカの人々の様子も体感できます。
    作者は英国人ですが、西アフリカに滞在しているだけに、
    その空気感がとても伝わってきました。

    投稿日:2014/10/22

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  • こぼれたー!

    息子が夏休みの読書感想文を書くのに、この本を選びました。
    拍子もなかみも、ビタミンカラーたっぷりで元気になりそうな絵本です。
    西アフリカのニジェールという国のお話で、ペンダという女の子がお父さんのいる遠いところまでミルクを運ぶのですが、運びかたが、こちら日本とはちょっと違ってびっくりですね。
    息子も家の中で真似してやってみましたが、すぐに笑えてきて床にビシャーっとこぼしましたよ。(ミルクでなくてお水でやってよかった)
    最後にとんだアクシデントがありましたが、お父さんの言葉は素敵です。
    私だったら、あんなふうに言えるかなって思いました。
    こういう国もあるんだという事も知れて、とてもためになった絵本です。

    投稿日:2014/09/11

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  • 絵本で異文化体験

     とてもカラフルな絵本です。

     そして、絵本全体の色調に加えて、描かれている人たちの肌の色も、髪型も、服装も、町の様子も、人々の行動も・・、いろいろなことが日本と違います。この違いが、「異文化」というものなのでしょう。頭の上に物を乗せて運ぶって不思議、キリンが白っぽいのも不思議、たくさんのお面が面白い・・。子どもたちにしたら、不思議とびっくりの連続の絵本ですね。

     遠い道のりを頑張って、お父さんにミルクを運ぶペンダ。要所要所で自分自身を励ます言葉が、リズミカルでとても良いです。ペンダの頑張りが伝わってきます。

     最後に思わぬアクシデントがあって、頑張りが台無しになった!?と思われた時のお父さんの言葉には、ペンダだけでなく、絵本の読み手、聞き手も救われるでしょう。なんて素敵なお父さん!そして、立ち直りの早いペンダにも感心します。

     今生きている世界の多様性、そして、頑張ることや他者への思いやりの素晴らしさが伝わってくる絵本でした。

    投稿日:2014/09/10

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