この本が生まれたのが私が生まれたのと同じ年。ですが私が初めて手に取ったのは、15年前に長男が生まれて、市のブックスタートで出会ってからでした。
長男、長女とお世話になり最初のレビューを書いたのが今から約12年前です。
その後長男、長女が大きくなり、ちょっと年が離れて生まれた次男にもこの絵本は大ウケでした。
みんなフレーズを覚えて、その子なりの読み方で楽しんでいました。
次男もさすがに小学生になり、しばらく本棚から引っ張り出されることもなくなっていましたが、今回久しぶりに眺めていたら子どもたちが「あ!この絵本懐かしい!」集まってきました。
このとてもシンプルな絵とフレーズがどうしてここまでみんなの心に残り続けるのかとても不思議ですが、やはり今見ても全く古びれることがなく繰り返し読めてしまうのです。
その時の流行りの絵本も、それはそれで良いのですが、この絵本はずっとみんなの心に残り続ける使命をもって生まれてきている気がします。
最初のレビューに書いた通り、単純なのにとても息の長い、奥の深い絵本、という感想が12年を経ても全く変わることのない、いつまでも新鮮な絵本です。