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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

フレデリック」 4歳のお子さんに読んだ みんなの声

フレデリック 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1969年
ISBN:9784769020028
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,239
みんなの声 総数 113
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4歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 賛否両論あるけれど

    「スイミー」でおなじみの、レオ・レオニさんの絵本。
    《ちょっと変わったのねずみ》フレデリックが主人公です。

    のねずみの仲間5匹で暮らしていて、他の4匹が冬ごもりのしたくを一生懸命しているときに、じっとしているフレデリック。

    誰がどう読んでも、「アリとキリギリス」を思い浮かべてしまいますよね。
    でも、全く違うお話で、全く違う結論なんですよね。

    フレデリックは、冬になって本領を発揮します。
    その芸術的才能で、他の皆を癒すことができるんです。
    他のみんなも「フレデリックが働かない」なんて非難することも無く、フレデリックの才能をちゃんと認めているところが、いいなと思います。

    フレデリックの芸術的才能は確かに賞賛に値すると思います。
    それと同じように、みんなの地道な労働があってこそ、フレデリックだって生きてきたんです。
    職業に貴賎は無い・・とでも言うか。
    お互い認め合える社会、組織、それが理想的だなと思います。

    なかなかに奥の深い絵本です。
    4歳の息子は、つい先日イソップ童話を読んだこともあって、ちょっと理解に苦しんでいた様子でした・・・。
    フレデリックは遊んでいたわけでも、さぼっていたわけでもないんだよと説明しましたが。ちゃんと理解してくれたかな?

    賛否両論ある絵本ですが、でも一読の価値はあると思いますよ!

    投稿日:2008/11/14

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  • 冬に備えて何を集めようか!

    冬に向けて食料を貯蔵するねずみたちと「ひかり」「いろ」「ことば」など実体のないものを集めるちょっとかわったねずみフレデリック。
    みんなが働いているあいだ、何もしていないと思われ、仲間のねずみたちに「何をしてるの?」と言われてしまうフレデリック。

    冬ごもりで食料がつきかけてきたとき、フレデリックの集めていたものがみんなの心の栄養になったのです。

    人にはそれぞれ得意な物があり、それを最大限に発揮してお互いに支え合っていけばもっともっと住みやすく、生きやすくなるのかなと感じさせられました。

    4歳の息子は暖かくなったり色がたくさん見えてよかったねと言っていますが、まだ詩は理解できないようでした。でも、ねずみたちがみんな幸せなのがうれしいようです。

    投稿日:2013/12/08

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    1
  • 深いなあ

    深い。深いわ。
    まだ4歳児には理解できないかもしれません。
    「ちょっとかわっている」と、よく言われてしまう私でさえ(笑)、
    「やー、フレデリック、そうはいっても、みんなと一緒に
    食べるものを運んだ方がよくはないか?」と思ってしまいましたもの(笑)。
    おひさまのひかりも、いろをあつめるのも、そうしてことばを
    あつめることも!素敵なことだけれど、おひさまのひかりや、いろ、
    ことばだけじゃ、どうしたってお腹が空くではないですか。

    みんな、一緒じゃつまんない。そう思います。娘が「みんながこうだから」
    みたいに言ってきた時には(幼稚園児には酷かもしれませんが)
    「みんなと違うようでいてほしい。みんな違うってこと、それを認め
    あうことが素晴らしいことなんだよ」と言ってしまう私ではあります。
    それなのに、フレデリックには、もうちょっとみんなのお手伝いも
    してほしい・・そう思ってしまう理由は、ええ、わかっております。
    お腹が空くと、力が抜けてなーんにもできなくなってしまう私だからです。
    寒いと、冬眠するくまのように体が動かなくなってしまう私だからです。
    私は詩人にはなれないな。
    そうしてフレデリックはまさに詩人なんですね♪(おなかが空くのも忘れて
    没頭できる人が詩人だ・・と以前、別の本で読んだことがあるので)

    投稿日:2011/12/06

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    1
  • 大人の絵本

    フレデリックのグッズは見たことがありましたが、絵本を読んだのは初めてでした。
    子ども向けではなく、大人向けの絵本だと思います。
    フレデリックが巣穴にこもっているときに話し始めたことは、なかなか子どもの頭では想像しづらいのではないでしょうか。
    4才の息子にも読み聞かせましたが、息子には難しいようで、なんの反応もなく、さら?っと聞き流していたように見えました。

    投稿日:2024/02/27

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    0
  • 娘が4歳になり、レオレオニの絵本を好んで読むようになりました。

    なかでも、特にフレデリックはとてもお気に入りのようです。

    かわいいねずみのやさしい絵、冬のためにせっせと働くちいさな姿、
    そして、変わったことをしているフレデリック。

    4歳の娘は物語が少しずつ理解できるようになり、フレデリックのしていることに興味津々です。

    フレデリックが集めているものは、食べ物やわらのように役立つようなものではなく、ひかり、いろ、ことば、そんな一見すると役に立たないようなものばかりです。

    でも、そのおかげで、長く寒い灰色をした冬に彩りと、温かさと、楽しさを与えてくれます。

    フレデリックの集めた言葉はとても美しく、大人が読んでも、とても優しい気持ちになります。

    ちょっと変わったところがある作者は、ちょっと変わったこのねずみが大好きだったのだと思います。
    娘に、なにか教訓的なことを教えることはありませんが、この物語から、フレデリックの集めたものから、生きるために大切なものにはどんなものがあるか、自然と感じ取ってくれればいいなぁと思っています。

    投稿日:2016/01/25

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  • キャラクターは知っていたけれど

    いろんなグッズで目にするレオ・レオニさんのネズミのキャラクター。
    かわいくて大好きですが、絵本を手にしたことはありませんでした。
    「ちょっとかわったのねすみのはなし」の副題どおり、他のネズミとはちがった考え方をもったフレデリック。その自分を曲げない姿勢がとても魅力的です。
    とっても深いことを伝えてくれる絵本ですが、息子は単純におはなしを楽しんでくれたみたいで、成長するにつれいろいろ感じてくれるのではないかと期待しています。

    投稿日:2015/09/14

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  • 受け止め方によりけり

    目に見える物だけでなく、光や色やことばを大切にするフレデリックに共感する人もいれば、他のねずみがせっせと働いているにも関わらず、じっと動かないフレデリックに眉をひそめる人もいるでしょう。
    4才の息子はどう思ったか、聞いてみたい気もしますが、読み聞かせの感想をあれこれ尋ねるのは避けたいので、そっと本を閉じました。
    でも息子はもっと分かりやすい本が好きなようで、それ以来この本を読んでとリクエストしてくる事がありません。
    哲学的な絵本なので、どちらかというと大人が読んだ方が色々深みを感じるのかも?

    投稿日:2015/08/25

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  • 幸せの形?

    4歳3ヶ月の息子に読んでやりました。この本の最初のほうはまるで「ありときりぎりす」。よく働くねずみと働かないフレデリック。それも言い訳がよく理解できない、光や色や言葉を集めるという理屈っぽいもの。どうなるんだろう?と思っていたら、冬にえさを食べつくし、目先の幸せ感が薄れた矢先に、フレデリックが働かずに充電していた「言葉の力」を発揮するのです。それで、おなかが膨れなくても幸せ感を感じることができたみたいですが・・・。こういう気持ちって大事だと思いますが、子供にはまだ理解できないことですよね。目先のことしか考えられないし、本当に大事なこととか、気持ちの幸福感とか、そういうものにはまだまだ先にならないと理解できないので、少々早すぎたと思いましたね。

    投稿日:2012/01/19

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  • 多くの関連グッズに納得

    自分らしくあってよい、と感じることのできる絵本。
    関連グッズがたくさん発売される人気キャラクターであることに納得します。

    投稿日:2011/12/14

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  • いろいろ考えてしまうけれど、

    大人はついつい深読みして、
    怠けることを肯定しているのでは?とか
    個性が大事だと教えているとか
    いろいろ考えてしまうけれど、
    子どもたちは、素直に
    「フレデリックはちょっと変わっているけれど、
    いいところもあるんだな。すごいな」
    と感じている様子。
    それでいいのかなと思います。

    私も一緒に、
    素敵な色使いや、
    ねずみたちのかわいいしぐさ、
    フレデリックの詩を楽しみたいと思います。

    投稿日:2011/12/06

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