後ろにのけぞり「ヒヒヒヒヒ・・・」と笑っていたら、夫がのぞきに来ました。
石井先生の作品をたくさん楽しんできましたが、この作品は最後に「一本とられたぁ〜!」っていう感じで、笑いしか出てきませんでした。
表紙絵のワニがとにかく可愛くない(大笑)!
なんのデフォルメもなく、むしろリアルに怖い(笑)。
見返しは、黄色と黒の斜線の工事マーク。
そして、扉絵。
可愛くないワニがシャベルを持って、「ぎっひっひ」と笑っています。
この笑いが、さもありなんというワニっぽさが出ています。
さて、このワニがあなぼこを掘るんです。
怖そうなワニがあなぼこを掘っているっていうギャップも愉快。
そしたら仲間がやって来て、あなぼこ掘りに参加して、さらにやってきた仲間のワニは、もっと大掛かりなあなぼこ掘りの道具で、・・・。
(子どもたちのあなぼこ掘りも、きっとこんな気持ちなんだろうな〜。)
いったい何ができるのかとワクワクしてしまいます。
途中のワニの“お弁当タイム”や“お昼寝タイム”の擬態語もワニっぽくって、小さい読者もこの辺で怖さも忘れて夢中で楽しめそうです。
ラストのおちに参りました。
注意:扉絵からお話が始まっていることを侮るなかれ!