学研の世界の傑作童話シリーズの復刊本です。
このシリーズ、編集委員が渡辺茂男、内田莉沙子、大塚勇三とそうそうたるメンバー。
このシリーズ、今読んでもおもしろい話がたくさんあるのに、ほとんどが絶版でこうして復刊されていてとてもありがたいです。
長らく私は「大 カワーニャ」と思っていました。
「大力」、つまり力持ちのことだとわかったのはつい最近のことです。
三人兄弟の末っ子で怠け者のワーニャ。
昔話にありそうな展開と設定をうまく使いながら、冒険が展開していきます。
訳が大塚勇三さんで読み聞かせしてもとても読みやすかったです。
読み聞かせには時間がかかりましたが、とても満足感がありました。
最後はあの怠け者がと思うと、とても感動しました。
一人読みなら中学年以上でしょうか。こういう魅力的なお話、ぜひ子どもたちにも読んでほしいなあと思います。