大好きなレオ・レオニの作品です。
仲良しの魚とおたまじゃくし。やがて,おたまじゃくしは,蛙になり,池の外へ飛び出します。
魚は蛙から地上の話を聞き,自分も地上へ飛び出してしまいます。
「さかなはさかな」そう,魚は魚であって,蛙ではない。
確かに,魚は,水の中でしか住めない。しかし,それは魚の特徴であって,そこが魚らしさでもある。
人間もそれぞれ自分らしさがあるのであって,それは決して人として劣るものではない。
この絵本で,そんな事を感じました。
とにかく,魚が想像する地上の生き物(人間や鳥)などが,色鮮やかで,本当に楽しい!
息子は,特にかえるが想像する鳥がお気に入りでしたが,こんな鳥あり得ないと言いながらも,親子で楽しめました。