この絵本の一番の魅力は、挿絵が手作り人形達の写真で、できていること。いろんなマテリアルで作られた人形とその背景がストーリを盛り上げてくれます。かなり細かいディテールにまでこって作られているので,挿し絵を見ているだけで楽しいです。
子どもたちが好きな、世界の名作が集められており、一冊の本で、11話楽しめるのも、大きな魅力です。
おおかみと七匹のこやぎたち
おおきなかぶ
みにくいあひる
ねづみの すもう
ありと きりぎりす
ももたろう
きたかぜと たいよう
にげだした パンケーキ
ひしゃくぼし
ながぐつを はいた ねこ
そんごくう
あえて、難を付けるとしたら・・・うーん、幼児が対象年齢ということもあり、ストーリーが、良くも悪くも、ちょっとシンプルになっています。個々ののお話をじっくりと楽しみたい、と言う方には、ちょっと物足りなく感じられるかも。でも、寝る前のストーリータイムには、長すぎないので、ちょうどいいかな。
我が家の2歳半の娘は、ももたろうと、にげたしたパンケーキ、ひしゃくぼしが、お気に入りで、繰り返し読んでいます。この本を買ってから、1ヶ月近く経ちますが、また、読んだことのないお話も幾つかあり、長く楽しめそうです。