黒いランドセルを背負った、息子と同じ年かな?と思われる男の子達と、それを取り巻く、思わずギョッとしてしまう妖怪達の表紙を見て、おお!息子と読んだらおもしろそう!!と思い、この絵本を手に取りました。
通学路に妖怪が次々出てくるから、学校に行きたくないというけんご。そんなけんごを誘いに来てくれた友達のせいぎ。
けんごが一つ一つ妖怪の説明をしていくのですが、見た目はどれももグロテスク、読み聞かせする人泣かせの、長くてややこしい名前、そして、子どもたちを困らせる仕業、どれも想像の範囲を超えた恐ろしさです。そんな話を聞いても、さすがは、名前からして期待させてくれる、友達のせいぎが、その頼もしさで、けんごを連れ出してくれるのです。
学校に二人が無事到着する瞬間は、なんだか壮大な映画を見ているようでした。
妖怪が怖いというけんごの部屋が、なぜか、妖怪やら怪獣グッズでいっぱいなのが笑えます。部屋の壁に貼ってある、STAR WATERのポスター、今息子が一番はまっているSTAR WARSのパロディ?!かしらと思うくらい、怖がりなところも、想像力豊かなところも、けんごと似ているので、同じく、せいぎみたいな、頼もしい友達ができたらいいなぁと思いました!