話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

うさぎのルーピースー」 いちがつにがつさんの声

うさぎのルーピースー 作・絵:どい かや
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2006年01月
ISBN:9784097261216
評価スコア 4.13
評価ランキング 26,181
みんなの声 総数 23
「うさぎのルーピースー」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 大人に語りかける作品。

    どいかやさんの絵が好きなので、なんとなく手に取って4歳の娘と一緒に読みました。

    うさぎが机の下で死んでいるという衝撃的な場面から始まります。
    何故そこに倒れているのか、何故死んだのか。何の説明もありません。ただ、発見者の女の子が、名前を付けた美しいルーピースーの絵を何枚も書き、花で飾って、埋葬する様子が淡々と描かれていきます。うさぎが土にかえったら、その土で野菜を育ててみんなでいただこうと考えながら。そこに、死への恐怖や嫌悪感なんて微塵もなくて。
    「ルーピースーのことが 心から うらやましいと 思いました」
    とすら言いきる女の子。
    瑞々しく鮮やかな絵が、不思議な切なさと温かさを盛り上げます。

    とても短くて簡潔な文章の奥に、紙上では語られない、生と死と再生の哲学がたくさん詰まっているように感じました。どう感じ、どう解釈するかは人それぞれだと思います。
    「死」をちゃんと理解していないであろう娘にはちょっと難しかったかな。
    最後のページには、飛び跳ねる元気なルーピースーが描かれていたので、「ルーピースーは元気になってよかったね」というとんちんかんな感想でしたし。

    17cm四方の小さな本なのですが、私にはちょっと心に残る一冊となりました。

    投稿日:2011/05/25

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「うさぎのルーピースー」のみんなの声を見る

「うさぎのルーピースー」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(23人)

絵本の評価(4.13)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット