私の母は、下の妹ふたりを高校に進学させるため(お金を稼ぐため)中学しかでていません。
料理は奉公先(住み込み)で勉強し、裁縫は足踏みミシンで何とか出来る程度。
それでも、小さい頃、レトルト品や惣菜品を食べた記憶はありません。(だから逆にレトルト品や惣菜が食べたかったです)
ハンバーグは生焼けにならないようよ〜く焼いて真っ黒焦げ(笑)
お好み焼もよ〜く火が通るようにフライ返しでたたいて焼いてぺちゃんこ(笑)
海老チリが食べたかったけど、貧しかったので、運動会はいつもイカのケチャップ和えでした。
でも、「手作りが一番」の心意気のある、母の料理が大好きでした。
自分が母親になり、レトルト品や惣菜品をなるべく食べさせたくない気持ち、よ〜くわかるようになりました。
私が幼いころ、よく母が作ってくれた「鶏もも肉の生姜さっぱりトロトロ煮」の味が忘れられず再現し、ネット上に載せたところ、とある会社でレシピカードに採用までしてもらえました。(食べやすく切った鶏もも肉と生姜の千切りを醤油と蜂蜜ベースの甘い味付けでとろみをつけてさっと煮たものです、生姜焼きは辛くて苦手でしたが、生姜の千切りだと風味だけ味わえ、さっぱりした味でお弁当の定番でした)
こちらの絵本を読んで、母への感謝の気持ちが改めて感じられました。
天然ボケと超方向音痴の母ですが、これからも元気に長生きしてもらいたいです。
スギヤマ先生の本、私も大好きですが、長男も大好きで(もう小学3年になりますが)今もスギヤマ先生の絵本を楽しく読んでいます。もうすぐ2歳になる弟とお弁当系の絵本を読んで、嬉しそうにしています。