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リスとはじめての雪

リスとはじめての雪

作・絵: ゼバスティアン・メッシェンモーザー
訳: 松永美穂
出版社: コンセル

税込価格: ¥1,980

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作品情報

発行日: 2008年11月
ISBN: 9784907738570

19×25p・57ページ

出版社からの紹介

冬のあいだ、ずっとねむっているリスとハリネズミとクマは、雪を見たことがありません。
白くて、しめっぽくて、つめたくて、やわらかい…。
雪を見るために、冬がくるまで、おきていなくちゃー!!

雪をまだ見たことのない動物たちの、ほほえましい失敗談を絡めて、物語は情緒豊かに、静かな雪の中で展開されます。
前作「リスとお月さま」に続く傑作絵本です。

ベストレビュー

「おばかさん」な動物達 はじめての雪さがし

「リスとお月さま」に続くお話があると知り、ワクワクと手にとりました。

冬はいつも寝てしまうから、雪をみたことがないリス。
ヤギに「白くて、しめっぽくて、つめたくて、やわらかい」雪の美しさを教えてもらって、冬眠せず雪を見ようと大奮闘。
やがてハリネズミとクマも巻き込んで、雪を探し始めますが・・・。

今回も絵が魅力的。
黒鉛筆と色鉛筆?のデッサン風の描写は
沢山の文章で説明するより、ずっと雄弁。
精緻に描かれた動物達からは、表情や動きから気持ちがぐっと伝わり、
彼らがまじめで一生懸命なほど、おかしみがわいてくるのです。

ハリネズミやリスが見つけた「白くて、しめっぽくて、つめたくて、やわらかい」雪らしきもの、に子ども達はケラケラ笑っていました。
そして、そんなリス達を「ちょっとおばかさん」だと思っていたクマも・・・。
ええーっ!
みんなで大笑いでした。

最後は美しい幸せな結末。
酔いしれていたら、裏見返しの絵にオチが。
参りました、ホントに。

大人のファンが多そうな絵本ですが、
冬眠の説明と、絵だけのページをちょっと助けてあげれば、
年長さん位から楽しめると思います。
ただ、一番のおすすめは、子どもの寝顔を見るのが好きな人です。ぜひ!
(ランタナさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)

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