
デカウサギとチビウサギ。二人の関係は恋人なのか、親子なのか、友達なのか・・・。 「どんなにきみがすきだかあててごらん」で愛情の比べっこをする2匹の姿が、多くの読者の心を暖めました。 そんな2匹が季節を変え、秋風の中を走り回ります。何かを見つけたチビウサギは、それを伝えるべくデカウサギのもとに向かいますが・・・。 まず、可愛い2匹のウサギの再登場に嬉しくなってしまいますよね。でも、読み終わるともっとにんまり。 元気に駆け回って遊ぶ、2匹の何気ない日常が描かれているだけなのに・・・最後には前作と同じ気持ちになれるんです。もう二人のやりとりに愛が溢れているのです。 また、デカウサギの立場で読んでみたり、チビウサギの立場で読んでみたり。私としては両方を味わい尽くす・・・という楽しみもありました。秋の装いも素敵。サイズもちょっと小さめです。「ふゆのおはなし」も出ていますよ。そちらも期待を裏切りません!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

ちいさなちゃいろいノウサギと、おおきなちゃいろいノウサギが、あきかぜのなかを、はねまわります。チビウサギが、みつけたものは…? 二わのウサギの愛のお話。

「どんなに きみがすきだか あててごらん」は、とても好きな作品です。
「あきの おはなし」ということで、楽しみにしていました。
二匹が飛び回ると、落ち葉も舞い上がる。
その様子が、秋らしいですね。
なんでもない箱一つで、楽しい遊びが始まるのですから、子供は遊びの天才って言うのだなーと思いました。 (なしなしなしさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子3歳)
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