
元気なこがものシンゲビスは「北風、北風、こわくはないぞ」とうたいます。おこった北風の大酋長は大雪をふらせますがシンゲビスはへこたれません。雪の積もっていない遠くまで行って魚を捕るのです。カンカンにおこった大酋長はついに家までやってきます。しかし、シンゲビスは知恵と勇気で追い返します。アメリカ先住民に伝わるお話です。

きつねのズルの役回りがちょっと中途半端で、安易にズルの話を聞く北風の大酋長という構図がお話を邪魔しているような気がしますが、北風にいじわるされながらも立ち向かう小鴨のシンゲビスの姿は素晴らしいと思いました。
大自然に立ち向かうには勇気と知恵、負けない精神力が必要だということを表しているように思いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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