1930年代のロンドン。身寄りのない三人の赤ちゃんが学者に引き取られます。三姉妹は「フォシル」と名乗り、その名を歴史に残そうと誓い合うのでした。そして舞台芸術学校に入学し、自立への道を歩み始めます。女優志望のポーリィン、舞台が嫌いなペトローヴァ、バレエの才を持つポゥジーが、オーディションや公演などの関門に悩み、助け合い乗り越えていく様子をユーモアたっぷりに描く成長物語を、完訳でお届けします。
第二次世界大戦前のお話なのですが、
全く古さを感じさせないお話でした。
個性も容姿も性格もバラバラな女の子三人のお話で、
どの子も魅力的でした。
また貧乏でいろいろな問題が出てきても
周囲の親切な大人がいて助けてくれたり、
自分たちで不満を抱えながらも稼ぎ、
ただ守られるだけの存在ではないのも
読んでいて、とても面白かったです。
私は特にポーリィンが舞台で調子に乗り
わがままになっていき、反省するまで場面が
リアルで印象に残りました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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