年齢別に、それぞれの発達段階に合った興味関心ごとをまとめた「えほん百科シリーズ」。
姉妹シリーズの「うたとおはなし」では、「おはなし」で細やかな気持ちを育み、「うた」でのびのびと表現する力を伸ばします。
1歳は「おはなし」で外の世界への想像をふくらませ、「うた」を聞いて、まねて楽しく歌うことで語彙を豊かにしていく内容が満載です。
「うた」で紹介されているのは13曲。「ちょうちょう」や「ぞうさん」、「きらきらぼし」、「むすんでひらいて」などの歌は、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
手遊び歌は、大人も恥ずかしがらず、ゆっくりと楽しんで歌うと、子どもも喜んでまねをしてくれるでしょう
「おはなし」は、身近な食べもののリンゴの絵を見ながら「あかくて あまい りんごをね。ぱくっとしたら ふふふふふ。しゃきっと あまいね おいしいね」と、色や味、音などを、耳に心地よい言葉で伝える「あまいね おいしいね」など全10話。
1話ごとに少しずつおはなしの文字量も増えるので、最後のおはなし「にこにこうさちゃん」では、最初よりもずっと長いおはなしを楽しめるようになったことに気づくでしょう。
監修を務めるお茶の水女子大学名誉教授・榊原洋一先生は、「1歳児は2つの大きなことにチャレンジします」と解説しています。ひとつは、それまでは主に室内だった生活圏を屋外まで広げること。もうひとつは、物の名前や、そのようすを表す言葉を理解し、話せるよう語彙が急速に増やしていくということ。
親子で一緒に楽しみながら、自分の世界を広げていく子どもたちの興味を引き出し、見守っていきたいですね。
(絵本ナビ編集部)
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