
昔、子牛をかっているおばあさんがいました。ある日、そこにマンガスがやってきて、子牛をたべてしまいました。マンガスはおばあさんに「おまえは、よるごはんにくってやろう」というのです。おそろしくなってふるえているおばあさんにこえをかけたのは、はりと、はさみと、いしでした。「わたしたちがたすけてあげましょう」。そして夜がやってきて……。おそろしいかいぶつをやっつける、迫力満点のモンゴルの民話。

マンガスという怪物に、飼っていた大切な子牛を食べられてしまったうえに、自分も夜には食べに来るというなんとも恐ろしい出だしでしたが、不思議な助っ人は現れます。
「猿蟹合戦」のような日本昔話にも共通点がありますが、助っ人たちは手助けする条件にお菓子を希望したりして、ちょっと違和感もあります。
マンガスのお腹から、子牛が戻ってくればもっとハッピーだったのですが。
いきなり説明なしで登場する「マンガス」はモンゴルの怪物らしいのでうが、キャラクターイメージがないのが残念な紙芝居です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
|