おばけと友だちになるって聞いたら、あなたはどんな風に思う? 怖いって思っている子はぞっとするでしょうね。でもね、実はおばけって、とっても可愛らしい生き物で、友だちを欲しがっているんですって。
だからと言って、おばけは見つけようとするとなかなか見つけられません。おばけがあなたを見つけるのを待つのです。もし幸運にも出会えたら、にっこり笑って手をふって、そっと家に入れてあげて、好きな食べものでおもてなしをしてあげてくださいね。(大丈夫、その方法は全てこの絵本に描いてあります)コツさえつかめば、あなたはおばけの友だちと一生、親友でいられるんですって!
おばけのことをこんなにも具体的に詳しく、そしてこんなにも魅力的に紹介されてしまったら、本当に出会いたくなってきてしまいますよね。繊細で傷つきやすく、でも慣れるとどこまでも人懐こくて。ちゃんとお世話をしてあげないとあぶなっかしくて……でも。
2017年にカナダで刊行されて以来、6つ以上の言語で楽しまれているこの絵本を、岸本 佐知子さんの翻訳で! 何歳の時に出会っても、大人になるまで、そして年をとってからも。ずっと付き合い続けたくなる1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おばけと出会ったら、どうしますか? 1:どろのタルトなど、すきな食べものを作ってあげましょう。2:ねるまえに、お話をしてあげましょう。3:目をはなしたすきに、マシュマロとまちがえられて食べられないよう、ご注意! これらのちょっとしたコツとこの本さえあれば、大丈夫。あなたもおばけの友だちと、一生、親友でいられますよ。おばけのお世話のしかたを「取扱説明書」形式で、ユーモラスに描いた作品です。
これだけ身近にいて、自分を見守ってくれるおばけがいるのでしょうか。
怖くないおばけと、楽しくつきあう方法の紹介本というユニークさに、ちょっと驚きの一冊です。
守護霊のようなおばけなら大歓迎です。
お守りになれそうかも。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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