
プピ!草の音色がつれてくる、野原の友だち
植物の葉や花びら、実でつくる8つの草笛を題材にした、短編童話集です。子どもたちが草笛をならすと、音色にさそわれるように、動物があらわれます。カラスノエンドウの笛の音をききつけたのは、豆ごはんの豆を集める、野ねずみの家族。ささ笛であらわれたのは、たぬきのしょうゆ屋さん。スズメノテッポウの笛から、音楽隊がうまれます。植物の音色がとりもつ、子どもたちと野のいきものとの、愉快で、あたたかな、交流の物語。

8つの短編が入ったおはなし集。
林原玉枝さんの世界は、ゆったりと時間が流れていき、日々の何気ない自然との関わりを大切にしたくなります。
竹上妙さんの絵もおはなしにぴったりです。
どれも楽しいおはなしですが、中でも「こっちのふえは あーまいよ」が好きです。25年くらい前、家族で初めて修善寺にキャンプに出かけた時のこと。キャンプ場から下を見下ろすと、一面にレンゲの花が咲いていました。その時のことを思い出します。これが林原玉枝さんの世界では、田んぼのおまつりのはじまりのファンファーレにつながるんですね。
これからも林原玉枝さんのおはなしを読みながら、その世界にとっぷりと浸かりたいです。 (わさんぼんさん 60代・その他の方 )
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