|
|

不朽の名作、ミヒャエル・エンデの『鏡のなかの鏡―迷宮―』へ捧げる30篇のオマージュ。 シンメトリーに見えて、同じでない絵。始まりと終わりがつながる不思議な世界。 見るものを魅了する、美しさと思索に満ちた1冊。
2022年6月刊

絵本紹介に「ミヒャエル・エンデの『鏡のなかの鏡―迷宮―』へ捧げる30篇のオマージュ」とありました。
「シンメトリーに見えて、同じでない絵」ともありました。
junaidaさんの絵本ということで手にした「絵本」でした。
圧倒感とともにjunaidaさんの作意を思い測っていた時に紹介文を目にして、気持ちが硬直してしまいました。
私は罠にかかってしまったことを悟りました。
絵本のどちら側からも扉に入っていきます。
扉の中は、哲学をも思わせる絵が、鏡の世界のように展開されています。
この絵は何を語ろうとしているのかと立ち竦んでいる時に、間違い探しの課題が加わり、息苦しさを感じる魔界に入り込んだように思えてしまいました。
やっとの思いで最後のページに辿り着いたら、自分がどこにいるのか解らなくなってしまいました。
「なぜこの扉を通るのか。いつ通るのか。それはどちらの側なのか。そして、それは誰なのか。」などと言われては、再び再入場するしかありません。
どのページを開いても、どの絵にも、なぞかけのようにお題が掲げられています。
どれも自分に刺さってくる問いかけのように感じました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|