さあ、みんな。準備はいーい?
「まねてみよう」
ページをめくるたびにドーンと登場するのは、ついつい真似したくなる「変な顔」。舌を出したり、鼻の下を伸ばしてみたり、むぎゅっとしたり、横にひっぱってみたり。あれれ、ちょっとこの顔むずかしいぞ? さらに登場したこの顔はどうやって真似しよう? 私だったら……。
むずかしく考えなくても大丈夫。感じるままに、自由に気楽に奔放に!! そっくりに真似できても、できなかったとしても、なんだか楽しい気持ちになってくるこの絵本。子どもたちはもちろん、大人も一緒に全身を使って挑戦しながら、お互いに見比べてみれば、そこには特別な時間が生まれるはず。
『第1回読者と選ぶあたらしい絵本大賞』大賞受賞作品は、子どもの表情が豊かになる「読者参加型絵本」。シンプルだけれど、何度も見ているうちにどんどんクセになる表情が最大の魅力。顔が変われば「まねてみよう」の声色も変化して。そこからどんな感情や感覚、表現方法を見出していくのでしょう。子どもたちの反応にも興味津々です。
自分の顔って変な顔。あの人の顔も変な顔。
いつも見慣れている「あれ」だって変な顔に見えてくる。
「変な顔」って奥深い。
さあ、最後にはみんなで一緒に……!?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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