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「対馬丸事件」 1944年8月22日、沖縄から疎開する学童らを乗せて本土へ向かった学童疎開船「対馬丸」は、トカラ列島沖で米潜水艦の攻撃を受けて沈没した。いかだで6日間漂流した後、無人島で救出された9歳の少女は……。
『なきむしせいとく 沖縄戦にまきこまれた少年の物語』で講談社絵本賞を受賞した田島征彦が描く、もうひとつの沖縄戦。戦争の悲惨さと命の大切さを語り継ぐ最新作。

ガージュー先生として、対馬丸事件、戦争で沖縄が被った悲しい史実を語る先生が、実在した平良啓子さんをモデルとして描かれていることを知って、この作品の重さを噛みしめています。
描かれている話は、事実に基づいているため、感情的なデフォルメはないと思います。
なので、文章を過剰に表現しない絵には、たじまゆきひこの重いご苦労を感じ取ることができます。
語られていること、描かれていることは本当にあったことなのです。
ひろ子さんの語る体験談は、想像を絶するものでした。
親友あい子さんとの別れ、生き抜くための地獄絵図は、ひろ子さんの心に深く刺さったままの棘だったに違いありません。
勝手にイメージしていた対馬丸事件の悲劇と事実の差異も、知ることができました。
残念ながら、モデルとなった平良啓子さんは数年前にお亡くなりになったそうです。
繰り返してはいけない悲しみを、叫び続けるためにこの絵本はあるのだと思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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