
ある日、おじいさんは猟師に狙われていたさるを助けて、けがをしてしまいます。さるは、助けてくれたお礼に一文銭をくれました。すると、おじいさんは不思議なことにみるみるお金持ちになりました。ところが、一文銭が盗まれてしまい…。不思議な一文銭をめぐる、ねずみとねことさるの物語。全編土佐弁で、読み聞かせがこじゃんと(とても)楽しい昔話です。

「土佐弁」というタイトルに目が行き開きました。
私は、故宮尾登美子先生の作品が大好きで、絵本では「にちよういち」がお気に入りです。
大河ドラマに幕末ものが出てくると、坂本龍馬役の方のセリフに聞き入る気に入りようです。
名作昔話ということで、サクサク読み進みました。
なんて優しいおじいさんなんだろうと感激して。
そして、お約束のさるの恩返し。
一文銭を持っていることで大金持ちになって、めでたしめでたしかと思いきや、・・・・・・。
ここから、豹変してしまうおじいさんとおばあさん。
ねこのにゃーとねずみのちゅーのパニック状態の表情に大爆笑!
最後は、よかったよかったで、みんな満面の笑みですが、このおじいさんとおばあさんが、ただの欲張りに見えてきて、変な笑いが出てしまいました。
この作品は、是非練習して、お話会で読んでみたいと思いました。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)
|