心がやわらかくなる物語
みさき食堂は、ちょっとふしぎな食堂です。たべたいものがあるけど、わけがあってたべられない人が、ときどきやってくるのです。
あなたがたべたかったあの料理、つくります。
海につきだした、ほそながい岬。ぞうの鼻のようなその岬は、さきっぽ岬とよばれています。そのいちばんさきっちょに、一軒の食堂がありました。みさき食堂。それが、この食堂の名前です。
●友だちに「みかただよ」と伝えられなかったもえちゃん<よつばのクッキー>
●おかあちゃんの最後のおにぎりを、川にすてられた豊三さん<げんこつおにぎり>
●転校した先で、心をとざしつづける林田さん<まっ赤なりんごあめ>
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