福田幸弘さんの写真は結構好きです。
ご自身がテーマにしている通り、色々な生き物たちの“しあわせの瞬間”が見えてきます。
この本で紹介されている馬たちは、宮崎県都井岬の野生馬で自然の中で放し飼いにされています。
馬はキライでないので、ケンカしたり、変顔したり、お母さんに甘えたりしている馬たちの姿はとても微笑ましく見ることができましたが、
この本のタイトルは「ウマがうんこした」なので、(なぜ、作者はあえて“ウンコ”にスポットを当てたのでしょう?)
当然“ウンコ”をしているシーンや馬の“ウンコ”そのものがたくさん出てきました。
排泄するということはとても大切なことですが、めくってもめくっても登場してくるので、読んでいるうちにゲンナリしてしまう自分がいました。
良くも悪くも強烈な写真絵本です。
ハッキリしていて遠目も利きますが、大勢を対象とした読み聞かせにはあまりお勧めできません。
子どもたちに紹介するなら、テーマを決めてブックトークで紹介するくらいがベストかと思います。