みんなの声一覧へ
並び替え
8件見つかりました
文章も絵も大変すばらしい作品だと思います。 6年生の読み聞かせで読みました。 みんな息をのんで見入っていました。 読み終えたときには「は〜〜〜」「ふーー」と たくさんの息をつく音が響きました。 なんとなく知っているお話だったと思いますが 小泉八雲さん、伊勢英子さんの世界に引き込まれたようでした。 日本独特の幽玄な世界が存分に描かれていると思います。 読み手としては、長い文章で言い回しも難しく 滞りなく読み終えることで精いっぱいでした。 それでも、今後も読み続けていきたい絵本です。
投稿日:2011/03/10
友人に伊勢英子さんの『雪女』がいいと聞いて読んでみました。 大判のサイズに、全頁氷で覆われているような冷ややかな緊張感を持った本でした。 結構長いお話なのですが、1年生の次男もじっと聞いていました。巳之吉が、嫁となったお雪に雪女の話を話し始めるところでは、「だめだよ。話しちゃだめだって言われたのに・・・」と思わず口にするほどでした。 お雪となって人間の暮らしをする雪女は、普通の人とは少し違って、ぼうっと光り輝いているように描かれているものの、恐ろしさはなく、たおやかな感じがします。 ところが、ひとたび雪女の本性を出した姿になると、情念のようなものが浮かび上がり、凄みを感じさせます。 最初から最後まで緊張感を失わない絵本です。
投稿日:2007/02/16
小学校で読み聞かせボランティアをしています。 毎年、この時期に高学年でこの本を読んでいます。 低学年に読むと「怖い」だけの本ですが 高学年の子は、異形の女が人を愛した悲劇や 哀しみ、情念みたいなものをなんとなく感じるようで 読み終わった時に どのクラスでも、空気が変わります。 他の『雪女』では、この空気感は得られません。 この絵本の絵と文章の融合が醸し出す 独特の世界観なのでしょう。
投稿日:2014/01/22
いせひでこさんの美しいイラストで味わう「雪女」のおはなし。白と青のコントラストで、冷たく怪しげな世界を表現しています。 「今夜おまえが見たことは、決して他言してはならぬ」と言われたのに、タブーを破ってしまって別離や悲劇が起きるという、民話の永遠のテーマ。 子どもと別れなければならない雪女の哀しさが、痛いほど伝わるおはなしでした。
投稿日:2025/08/22
6年生の読みきかせで、読みました。 今朝はとても寒く、うっすらと雪も積もっていたので、この本を読むのにぴったりの日だったと思います。 美しい挿絵だなあと思ったら、挿絵を描かれたのはいせひでこさんだったのですね。納得(読みきかせの本は、自分で選んだものではなく、年間計画で決まっているものを読んだため、最初、画家がどなたなのか気にしていなかったのです)。 みんな、集中して聞いてくれたのは、きっと、物語に力があったからだろうなあと思いました。後ろで聞いていた担任の先生曰く「耳をふさいでいた子もいた」とのこと。怖かったのでしょうね。私もついつい力が入ってしまい、もしかしたら雪女のようになっていたかもしれません(美しくはなれませんが)。
投稿日:2019/01/11
読んでいて 背筋がぞくぞくしてくるような絵本です。 日本に古くから伝わる怪談・奇談を英訳し欧米で出版した小泉八雲氏。 後にそれらの物語は平井呈一氏によって日本語に翻訳されたのだそうです。 この「雪女」の物語も日本の妖怪話であるにも関わらず 洗練された感じがするのは こんないきさつがあったからなのかもしれません。 そして 絵は伊勢英子氏。 この絵本を読んだ娘が こんなことを言いました。 「もし小泉八雲が生きていたら こういう絵をつけて欲しかったって言っただろうね。」 なるほどと思いました。 雪山の怖さや 雪女に漂う怖ろしさや妖艶さが とても上手く描き表されているように思いました。 そして 私は このお話の主人公の若いきこりが 偶然この雪女に遭ってしまったばかりに 一生この出会いに縛られていくことになる悲哀に 思いをめぐらせたりもしました。
投稿日:2008/12/19
再話ではなく小泉八雲作となっていたのと、伊勢英子さんの絵で読んでみました。 というものの、返却期限が迫っていくら誘っても「恐そうでイヤ」と読ませてくれず、とうとう一人で読もうとしていたところを音読してくれと言われて……のことでした。 そりゃもう熱読しましたとも(意地悪な母) 時々ムギューッと腕にしがみついたりしながら、雪女に魅了された様子。無言で聞き入っていました。 6歳には難しい言葉が多々あり、補足もしましたが、ここで説明したら雰囲気が壊れる!というところでは素通り。 絵から読み取れればいいのですが、ぼんやり描かれているので少し難しかったかもしれません。 雪女が結局男を殺せなかった心情もわからなかったようです。 それでも読後の補足で理解したようですし、「どうしよう、最後に読んでもらうんじゃなかった(恐い)」と寝付けずにいたり、冬の夜の読み聞かせを堪能しました。 賢治や南吉の話は絵本で多数出版されていますが、八雲なんかも子供へのお話に良いですね。楽しかったです。 ある程度言葉がわかる者にしたら、想像を邪魔しないこの挿絵は秀逸だと思います。妖しいほどに綺麗な、遠い世界が表現されていると思います。
投稿日:2008/12/15
吹雪の晩に体験した恐ろしい出来事。 木こりの二人が雪女に遭遇するのですが・・・ 老人は雪女に凍え死にされてしまいますが、もう一人の木こりはまだ若いので助けてもらいますが、もし、誰かにこの吹雪の出来事を誰かに話すと殺すと言われ・・・話は続いていきます。 いせひでこさんの幻想的なイラストが、厳しい冬のイメージと雪女の恐ろしさを引き立てて感じられました。 長い文章ですが、最初から最後までハラハラしながら一気に読めました。この冬一押しの作品です。
投稿日:2008/03/04
※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。
からすのパンやさん / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり
ぐりとぐら / はらぺこあおむし / バムとケロ / こびとづかん / はじめてのおつかい / そらまめくん / 谷川俊太郎 / ちいさなちいさな王様 / いないいないばあ / いやいやえん / スイミー / 飛び出す絵本
ディズニープリンセスの非売品クリアファイルプレゼント!
2000万人の絵本サイト
「絵本読み放題」「学習まんが読み放題」「なぞなぞ読み放題」「毎日おはなし365」「読みもの読み放題」「絵本ムービー」は、スマホ・タブレットでご利用いただけます。 詳細はこちら
詳細検索