小学校・中学校の教員を目指す、大学生の姪っ子に勧められて知りました。道徳教育について学ぶ授業で、テキストとして使われているそうです。
実際に本を手にしてみると、海外の絵本のような雰囲気の絵に惹かれます。2回3回と読み返すと、1回目では気付かなかった絵のこだわりを発見出来ます。絵本のサイズが大きいので、大人数の読み聞かせにもピッタリです。
お話も、表紙の主人公の姿からは想像出来ないような展開です。この絵本は、読む人によって感想がかなり違ってくる作品だと思います。私は、この絵本のテーマは「主人公の成長」だと感じました。
8歳の長女と6歳の長男に読み聞かせしましたが、最後のページをめくり、表紙に戻るまでじっと静かに聞き入っていました。面白くて楽しい絵本も大好きですが、読み手に届けたい強いメッセージのある、こういう絵本も素晴らしいと思います。大人が読んでも、考えさせられる絵本です。
このお二人のコンビの作品が、もっと読んでみたいです。