5歳の娘、10歳の息子と読みました。
ちょうど上野にゴッホとゴーギャン展がきていたのに、
5日前に閉幕してしまい、見に行けなかった〜!
という残念な思いをかかえ、子供たちと読んだ絵本ですが、
この絵本を一緒に読めてよかった!
ゴッホとゴーギャンのそれぞれの絵、
そしてその絵をかいたいきさつなどが、とっても分かりやすく
説明されています。
絵もとても大きく載っていて、結構な迫力。
ゴーギャンに去られ、病気をかかえながら、絵も売れることなく
不遇のまま37歳で亡くなってしまったゴッホ。
有名な、耳をそり落としたエピソードももちろん紹介されています。
一方のゴーギャンは、せっかく就いていた仕事もやめ、
家族を置いて夢を追いかけタヒチへ。
フランスへ戻っても待っている家族も失い、再びタヒチへ。
ゴーギャンは貧困と寂しさの中、孤独に死を迎えたことは、
この絵本で初めて知りました。
どうしてこんなに有名な画家さんたちなのに、
生きている間に絵が売れなかったんだろうね。
そんな思いがふと胸をついてくる、迫力の絵の中でも切なさがこみあげてくる一冊です。