上の子が朝読に持っていった作品です。
本が好きなお子さんであれば小学校高学年くらいからでも読めますが、どちらかというと、中学生・高校生くらいのお子さんにお薦めです。
物語の舞台は大和朝廷くらいの時代をイメージしながら読みました。「時代ロマンファンタジー」的な話かな…(^^;)
妖狐の野火というのが登場するのですが、母子共々、一番のお気に入りのキャラクターでした。
少々自虐的な性格ではありますが、とてもいい子でした。
こういう、まっすぐな想いや生き方が好きです。
また表紙絵がとても素敵でした。
個人的に欲をいえば、少々物語のページ数が短かったというところ!
大好きな『守り人』シリーズなどに比べると、かなりはしょって物語れたような、ちょっと物足りない感じで終わってしまったのが残念でした。
ロマンスが少し入ったファンタジーが好きな方には、もってこいの作品かと思います。