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ちいさなたいこ」 パパの声

ちいさなたいこ 作:松岡 享子
絵:秋野 不矩 松岡 享子
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:2022年04月05日
ISBN:9784834025996
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,200
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  • 日本昔話の一つとして読み聞かせしたい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    絵を描いた秋野不矩さんは、浜松市秋野不矩美術館があるくらいの日本画家。
    作の松岡 享子さんは、「おふろだいすき」が有名で、沢山の訳があります。

    この作品は、1974年が初版で絶版となっていたのを、こどものともコレクション2011 全10冊の1冊として復刊したものです。

    日本昔話の一つと思って読んだのですが、松岡享子さんの創作と聞いて驚きました。
    それだけ、日本古来の話と思える位の水準の話だということです。

    「昔、あるところに、心優しい百姓の夫婦が 住んでいました。
     もう、年をとって、あまち働けなくなったので、遠くのところの 田んぼを 人に譲り、今では、家のまわりの畑に、僅かの野菜を 作って暮らしていました」
    という文で始まります。
    育てたかぼちゃの中に、ひときわ大きいかぼちゃがあったのですが、不思議なことにその中からお囃子が聞こえてきたのです。
    中を覗くと、そこには、お囃子に合わせて踊る人の輪が見えたのです。
    踊る人達が、かぼちゃの黄色に映える絵は、綺麗という言葉に相応しいもの。
    日本画の素晴らしさを充分に堪能できると思います。

    話は、お囃子の中心の太鼓が破れてしまうというアクシデントの発生で大きく展開するのですが、その展開にワクワクするのは間違いありません。
    エンディングも、こういう展開かと納得できるもの。

    小さな世界というと、子供の自分は誰しも憧れるものです。
    そんな子供達の想像力を、大いにかき立ててくれることでしょう。
    創作絵本というよりも、日本昔話の一つとして捉えたい作品です。
    なるべく小さい頃に読み聞かせすることをオススメします。

    投稿日:2011/03/21

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  • なんとも贅沢な絵本です。
     贅沢というのは、この絵本を作った人のことを指しています。
     まず、文を書いた人。
     今年(2022年)1月に亡くなった児童文学者で文化功労者でもあった松岡享子さんが、まるで昔話を再録したかのようなお話に仕上げています。
     次に、絵を描いた人。
     女流日本画に与えられる上村松園賞を受賞した画家で、晩年には文化勲章も受章されている、秋野不矩(ふく)さんが絵を担当しています。
     絵本というのは絵が与える要素も大きいですから、やはりしっかりした画家が描いた作品は、絵を見ているだけでも落ち着きます。

     物語は「むかし、あるところに」から始まります。
     心の優しい老夫婦が育てていたかぼちゃ畑に、ひときわ大きなかぼちゃができました。
     そのかぼちゃからなんと「ぴいひゃら どんどん」と祭りばやしが聞こえてくるではありませんか。
     驚いた老夫婦がそっとかぼちゃの中をのぞいてみると、親指ほどの大きさの男女があつまって踊っています。
     その祭りばやしに老夫婦も楽しくなってきます。
     ところが、ある時から祭りばやしが聞こえなくなります。
     心配した老夫婦がのぞいてみると、彼らのたいこの皮が破れてしまっています。
     優しい老夫婦は、手作りで小さなたいこをこしらえてあげることにしました。

     なんだかこんな昔話を小さい頃に聞いたようなそんな懐かしさは、物語に登場するおじいさんおばあさんの優しさが醸し出しているのでしょう。

    投稿日:2022/06/26

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    0
  • かぼちゃの中の世界

    かぼちゃの中のお祭りは老いたお百姓夫婦を幸せにしてくれました。
    夏の夜に夢いっぱいのお話です。
    夫婦の作った太鼓も良い音がしたのでしょうね。
    でも、かぼちゃの中の世界に入っていった二人のことが心配になりました。
    お祭りをやっていないときはどのような生活をしているのでしょうね。

    投稿日:2018/02/27

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