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わたしはあかねこ」 パパの声

わたしはあかねこ 作:サトシン
絵:西村 敏雄
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年08月
ISBN:9784894237308
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,436
みんなの声 総数 95
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  • しんみりとさせられる話

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    2010年の「うんこ!」で人気を博した作/サトシン、絵/西村敏雄の2011年8月の作品です。

    主張したいことはわかります。
    オススメの対象年齢を大人向けとしている方が多いのも、理解できます。
    でも、何処か引っ掛かるのです。
    そんな気持ちで、感想を書いています。

    物語は、
    「わたしは あかねこ。
    しろねこかあさんと くろねことうさんから うまれたの。
    きょうだいは、しろねこちゃんと、くろねこちゃんと、
    とらねこちゃんと、ぶちねこちゃん」
    という書き出しで始まります。
    全編、あかねこの心情で綴られていくのですが、やっぱり重すぎます。

    あかねこは、自分のあかという色が好き。
    他と違うことを気にすることなく、完全に肯定する気持ちしかありません。
    両親と兄弟は、何とか同じ色になって欲しいと色々と試すのですが、勿論変わるはずもありません。

    私らしさを理解して貰えない疎外感から、あかねこは家を出て、あおねこくんと出会います。
    そして、納得できる結末へと続くのです。

    あかねこの気持ちを聞くというシーンがないので、両親兄弟とも、あかねこがどう思っていたのか知らなかったのでしょう。
    確かに、あかねこの気持ちを聞くべきだったかも知れません。

    でも、両親兄弟の行為は、らしさを否定することではなくて、世に出た時に不憫な思いをさせたくないという気持ちからと捉えることが出来るのではないでしょうか?
    疎外感を感じたのは、自ら飛び込んでいかなかったせいもある気がします。
    最後、あかねこが両親兄弟と再会するシーンがないのにも、一寸違和感が残りました。
    対象年齢は、難しいところ。
    大人向きと言えるのでしょうが、短絡的に考える作品ではないと思います。

    投稿日:2011/09/23

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    11
  • 個性

    兄弟と毛の色が違うあかねこ。
    自分では悩むどころか、むしろ気に入ってるんだけど、
    親も兄弟も毛の色が違うことを気にしすぎ・・。
    あかねこは旅先で、お互いの魅力を分かり合える
    あおねこと出会います・・。

    みんなと同じも結構。
    でも自分だけってのも素敵じゃありませんか。
    あかねこは毛の色に個性があったということ。
    そのオリジナリティに自信を持っているあかねこは素敵だし、
    あおねことつくったファミリーのカラフルさにも納得!

    子供の成長を見守る大人としても
    うんうんと頷いたり、ホッとしたりできる絵本だと思います。

    投稿日:2011/08/07

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    8
  • 親のための絵本ですね

    しろねこかあさんとくろねことうさんから生まれた兄弟の中でただ1匹の赤い猫。
    さすがに1匹だけ色が違うと戸惑ってしまうかもしれません。
    自分たちと同じようになってほしいと願うかもしれません。
    でもこれが個性だと思ったらどうでしょう。
    赤が障害だったらどうでしょう。
    親にとって子どもは子どもだと受け入れること、家族はみんな家族だと抱擁することの大切さを説かれたように思います。

    疎外感を我慢できなくなったあかねこは家を飛び出します。
    そしてあおねこと出会い、虹色の家族を作ります。
    家を飛び出して良かったと思ったままで終わるのは親として寂しさを感じるのですが、子どもの世界を認めるということで子離れしましょう。

    虹色家族が孤立することなく、認められていけばいいと思いました。
    どうもこの絵本、親への問題提起のようですね。

    投稿日:2011/08/30

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    1
  • 赤ねこの強いメッセージ

     真っ白なしろねこ母さんと、真っ黒なくろねこ父さんからうまれ赤ねこ。みんなと違う色だけど,自分はこの色が大好きなの!

     他の兄弟と違う色で生まれた赤ねこ。みんなは,赤ねこをみんなと同じ白や黒にしようとしますが,自分のきれいな色が好きな赤ねこは,自分の信念を貫きます。
     他人と違う事を,自分の個性として受け入れて,それを好きになる。実際は,周りの人の理解がないと難しい事です。でも,この赤ねこは,家族にも理解されず,家を飛び出してまで,自分の気持ちを大切にします。
     赤ねこの自分を信じる強さが,絵本から伝わってきます。そして,その信念が花開く素晴らしいラストシーン。
     親子で読みたい絵本です。

    投稿日:2011/08/22

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