動物会議」 その他の方の声

動物会議 作:エーリヒ・ケストナー
絵:W.トリヤー
訳:池田 香代子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,750
発行日:1999年11月25日
ISBN:9784001108545
評価スコア 4.33
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  • 子どもたちのための世界を

    第2次世界大戦が終結後に書かれた、平和への願いをこめた作品です。
    それから80年経って、人間はなんと愚かな事を繰り返しているのだろうと痛感させられる内容です。
    戦争の犠牲者は、子どもたちや老人や弱い人たちだと本は語ります。
    子どもたちを護るために、全世界の動物たちが集結して平和のための会議を開くというお話です。
    この本で護られたはずの子どもたちが大人になって、同じことを繰り返しているような気がします。
    軍人たちを丸裸にしてしまう蛾の活躍が印象的でした。
    動物たちが調印した5項目の条約に考えさせられました。
    訳者が「子どもたちのために」と加えた後書きの中で、ジョン・レノンの「イマジン」が紹介されていることに合点が行きました。
    動物たちが平和のために決起したという、滑稽で辛辣なお話ではあります。
    でも、持続可能な世界を想像するために、このような飛躍があっても良いと思います。
    すべては、戦後80年経っても何も変えられない人間の方に問題があるということでしょうか。
    間違いなく平和を考えるための本です。

    投稿日:2025/11/11

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  • 50年間何度も読み返している一冊

    • ちろこさん
    • 50代
    • その他の方
    • 東京都

    初めて出会いは約50年前、父が買ってくれた旧訳の『どうぶつ会議』。
    まだ4歳くらいで文字は無視して、ひたすらに「なんてかわいいんだろう!」と挿絵を楽しみました。
    タッチも色も、表情やしぐさも、トリヤーさんの絵が、本当に好きでした。
    小学高学年になり、そういえばお話をきちんと読んでなかったと思い出し熟読。
    こんなに良い本だったんだとびっくりした記憶が鮮明に残っています。
    戦争や紛争に心を痛める子どもたちを、世界中のどうぶつたちが集結し、知恵を絞って救おうとするのです。
    どうぶつ会議に参加したい!と思ったものでした。

    大人になってからも、挿絵を眺めたり、しみじみと本文を読みふけったり、何度も何度も手に取ってしまいます。

    小学3・4年生対象とありますが、その魅力はきっと小さなお子さんにも伝わるはず。
    ぜひ年齢に関係なく手に取ってほしい一冊です。

    投稿日:2022/04/04

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