初めて出会いは約50年前、父が買ってくれた旧訳の『どうぶつ会議』。
まだ4歳くらいで文字は無視して、ひたすらに「なんてかわいいんだろう!」と挿絵を楽しみました。
タッチも色も、表情やしぐさも、トリヤーさんの絵が、本当に好きでした。
小学高学年になり、そういえばお話をきちんと読んでなかったと思い出し熟読。
こんなに良い本だったんだとびっくりした記憶が鮮明に残っています。
戦争や紛争に心を痛める子どもたちを、世界中のどうぶつたちが集結し、知恵を絞って救おうとするのです。
どうぶつ会議に参加したい!と思ったものでした。
大人になってからも、挿絵を眺めたり、しみじみと本文を読みふけったり、何度も何度も手に取ってしまいます。
小学3・4年生対象とありますが、その魅力はきっと小さなお子さんにも伝わるはず。
ぜひ年齢に関係なく手に取ってほしい一冊です。