さくら 〜原発被災地にのこされた犬たち〜」 その他の方の声

さくら 〜原発被災地にのこされた犬たち〜 作:馬場 国敏
絵:江頭 路子
出版社:金の星社 金の星社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年12月
ISBN:9784323072418
評価スコア 3.67
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  • 東日本大震災と福島原子力発電所爆発事故を思い出される、つらいお話です。
    震災後間もない時に書かれたので、この本からその後については触れられていません。
    フィクションとはいえ、希望的予測でまとめることはためらわれたのでしょう。
    被曝地に残されたペットは、家族でありながら、人間とは区別されたのです。
    緊迫した状況ではやむを得ないことではありました。
    残された犬はどのように生きたかを想像すると切なくなります。
    ほっとできる後日談があるのでしょうか。

    投稿日:2024/09/24

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  • 大切なことは・・・

    江頭さんの絵の作品を
    次々と読んでいて
    あ・・・
    これは・・・
    「原発被災地」関連で
    「被災動物救護活動」をしている作者の
    “事実に基づいたフィクション”にはなっています

    テレビや新聞等でも
    被災動物関連の話題は
    少なくなりましたが
    作者さんは、獣医師さんで
    今現在も活動を続けているのでしょうか
    野生生物保護活動もされており
    1991年の湾岸戦争の時は
    ペルシャ湾の水鳥の保護活動をしたとのこと

    発行された2011年11月の時点で
    この本の印税は、全額
    動物救護活動にあてる予定
    と、あとがきに記載されています

    はじめは、ひとみちゃんの目線で書かれています

    途中から
    ひとみちゃんの飼い犬 柴犬のさくらの目線で

    人間に愛されて育ったさくらは
    人間を信じているんです
    犬の仲間でも
    いろんな犬がいます
    寄り添ってくれるクロの存在で
    とても安心します

    血まみれになりながらも
    立ち入りを許され人達を乗せたバスを
    追いかけるさくらとクロの姿に
    涙が出ます
    運転手さんの気持ちも
    辛くて・・・

    飼われていたペットの問題だけでなく
    6年過ぎた今
    野生動物の問題も・・・

    震災、人災・・・
    「命」の大切さ・・・
    いろいろ考えさせられます

    ひとみちゃんは、どうなったんだろう
    さくらとクロは?
    と、中途で終わったように感じられるのは
    復興終了には
    至ってないからなのでしょうか

    江頭さんの優しい絵に
    救われます

    投稿日:2017/05/05

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